トリミングってそもそも何でしょう? トリミングとは、構図の最適化を行ったり、画像の強調部分を作るために、画像の一部を取り除くことを言います。
Photoshopで画像をトリミングするには「切り抜き」ツールを使います。画像のトリミングだけではなく、直感的に角度の補正を行うことも可能です。また、Photoshop CC および CS6 であれば、切り抜いたピクセルを選択して保存したあと、切り抜きの境界線を最適化できますし、直感的に角度の補正もできたりもします。
今回はそんな「切り抜き」ツールについてご紹介します。
切り抜きツールの使い方
まず、切り抜きツールを選びます。下図で赤く囲われているアイコンを選択してください。もしくはキーボードの「C」を押すと切り抜きツールが呼び出されます。
切り抜きアイコンを選んで、画面の切り抜きたい場所にカーソルを合わせてドラッグすると、点線が出てきます。
ドラッグの終点でマウスを離すと、切り抜き範囲以外がグレーアウトになります。
グレーアウトの状態で、画像を回転させることが可能です。
また、切り抜きの大きさを変えたりすることもできます。
調整が終わりましたら、ダブルクリックすると切り抜かれます。
切り抜いた後も、画像をドラッグして、トリミング位置を変更することも可能です。
オプションを使いこなす
切り抜きアイコンを選ぶと、画面上部にオプションコントロールバーが表示されます。ここから、いろいろな操作を行うことが可能です。
画像に切り抜き境界線を指定した状態のときに、オプションコントロールバーの変更が可能です。
サイズと縦横比を調整する
切り抜きボックスの、比率とサイズの調節ができます。
画面に開いている画像サイズの縦横比と、同じ比率でトリミングを行いたい場合は、元の縦横比を選択してください。自由なサイズでトリミングを行いたい場合は、コントロールバーの中央付近にある消去を選択すると、自由な形で切り抜きが行えるようになります。
ガイドを表示する
切り抜き時のガイドを選ぶことができます。三分割法、グリッド、黄金比などのガイドなど、デザインを行う上ではこういうガイドがあると重宝します。
切り抜いたピクセルを削除する
一番右側にある「切り抜いたピクセルを削除」は、無効にしておくと、(デフォルトは無効です)、元画像は境界線の外側にあり、削除されません。画像をクリックすると、切り抜きの外側も見る事ができます。このチェックボックスを有効にすると、切り抜き範囲の外側にあるピクセルが破棄されてしまうので、注意してください。
まとめ
Photoshopの「切り抜き」ツールで画像をトリミングする方法について、紹介してきました。切り抜きツールを上手く使いこなして、作業を効率的に進めていきましょう。