処理を繰り返し行うときはfor文を使用します。ここではfor文の使い方について説明します。
for文の基本的な使い方
for文の書き方は以下のとおりです。
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for (式1; 式2; 式3) { 繰り返し実行する処理; } |
式1は繰り返しの開始時に1度だけ実行されます。
式2は繰り返しの処理を継続するかを判定するものです。式2の条件式が真の場合は繰り返しが継続されループ内の処理が行われます。条件式が偽の場合はループから抜け出します。
式3は各繰り返しの処理後に実行されます。
ではfor文を使った具体的な例を見ていきましょう。
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<?php $num = 0; for ($i = 0; $i < 10; $i++) { $num += $i; } echo $num; ?> |
上のプログラムは1〜9までの合計を求めるプログラムです。
実行結果は以下のようになります。
1 |
45 |
上のプログラムを詳しく説明します。
- まず、繰り返しの開始時に「$i = 0」が実行されます。
- 「$i < 10」の条件式が判定され、条件が真となるので、ループ内の処理を行います。
- ループ内の処理「$num += $i」が実行されます。
- 「$i++」が実行され$iに1が足されます。
上記の2〜4の処理が条件式が偽になるまで繰り返されます。$iが10になったときに「$i < 10」の条件式が偽となり繰り返し処理が終了します。このプログラムでは合計9回ループ内の処理が行われます。
ループ内の処理は複数記述することもできます。
以下のプログラムは複数の処理をforループ内で行う例です。
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<?php $num = 0; for ($i = 0; $i < 10; $i++) { $num += $i; echo "現在の合計は" . $num . "です\n"; } echo "合計は" . $num . "です\n"; ?> |
このプログラムでは最初のプログラムの途中経過を出力するようにしたものです。
実行結果は以下のようになります。
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現在の合計は0です 現在の合計は1です 現在の合計は3です 現在の合計は6です 現在の合計は10です 現在の合計は15です 現在の合計は21です 現在の合計は28です 現在の合計は36です 現在の合計は45です 合計は45です |
for文を使うことで繰り返し行いたい処理を簡潔なコードで書くことができ非常に便利です。