Photoshopには、アルファチャンネルという機能があります。画像にグレースケール画像を作成して保存しておくことで、選択範囲として読み込める機能です。アルファチャンネルを使うと、選択範囲を簡単に保存しておくことができます。
使いこなすことができれば、作業効率もアップしますので是非確認してみましょう。
Photoshopのチャンネルパネル
Photoshopで画像を開いたら、レイヤーパネルのタブから、チャンネルをクリックすると、チャンネルパネルを確認することができます。ない場合はメニューバーの表示からチャンネルを選択してください。画像を開くとデフォルトで作成される、4つのチャンネルが確認できます。
レッド・グリーン・ブルーはカラーチャンネルと呼ばれるもので、このカラーチャンネルの作成される数は画像のカラーモードによって異なります。今回はRGBカラーでファイルを作成しているため、レッド、グリーン、ブルーの3チャンネルが表示されています。もう1つのチャンネルは、編集の確認用の合成チャンネルです。
作成したアルファチャンネルも、ここで表示されます。
アルファチャンネルの使い方
アルファチャンネルを追加する
まずはPhotoshopで編集したい画像を開きます。
メニューバーのイメージを選択し、演算を選択してください。
演算の設定をして、OKを押します。
アルファチャンネルが作成されました。アルファチャンネルは、最大56チャンネルを保存することができます。
チャンネルパネルでできること
右下のアイコンの機能について、左から順に紹介します。
1 チャンネルを選択範囲として読み込む
2 選択範囲をチャンネルとして保存
3 新規チャンネルを作成
4 現在のチャンネルを削除
チャンネルパネルから、上記のような機能を使うことができます。
まとめ
アルファチャンネルでは、グレースケール画像の明度を利用して、選択範囲を作成することができます。明度を利用しているため、ピクセル単位で階調の境目を検出できるので、非常に滑らかな選択範囲を作成することが可能です。
色域指定を使って選択範囲を作成する詳しい方法については、以下の記事を参考にしてください。
アルファチャンネルを使いこなして、効率よく作業を進めていきましょう。