404エラーページでユーザーの離脱をふせぐための5つの施策

Rob Bowen

Robは、新進気鋭の映画プロデューサーであり、著名な作家、ポッドキャスター兼詩人です。またごく最近では、ArbentingDead Wings Designsにおいてクリエイティブデザインとブログ制作デュオの共同創設者兼想像力豊かな共同寄稿者として知られています。

この記事はWebdesigner Depotからの翻訳転載です。配信元または著者の許可を得て配信しています。

5 ESSENTIAL ELEMENTS OF A SUCCESSFUL 404 ERROR PAGE

404エラーページはあらゆるWebデザインにおいて最も軽視されがちな項目の1つです。

そうでない場合は、ユーザーの苛立ちを少しでもユーモアで軽減しようと、遊び心のある仕組みやデザインを施す傾向があります。

多くのデザイナーは、自分たちのサイトはきちんと作ってあるので404など必要ないと思い、簡素な404エラーページを用意します。一方で、一部のデザイナーは冗談を交えたり、404エラーページをちょっとした実験の場として活用しています。

もし、そのページにユーモアが必要ならあっても問題ありませんが、遊び心と機能は完全に相互排他的な関係ではなく、優れたデザイナーはユーザーが自分の探し求めている情報に辿り着くよう、常に配慮しています。

今回は404エラーページで実施すべき5つのことについてご紹介します。

1. エラーメッセージを作成する

404エラーページの最も重要な部分は、そのエラーメッセージです。謝罪と気の利いた提案を伴ったエラーメッセージを前面及び中央に表示させるべきです。

例えば、「あなたがクリックしたリンクは誤っている可能性があります」や「あなたがお探しの記事は削除された可能性があります」のように、何が誤っているのかを説明するように努めましょう。語調も非常に重要なので、慎重に言葉を選びましょう。

ユーザーは、特に物事が自分たちの予想通りに進んでいなかったときには敏感になっています。たとえ、ユーザーを自社のサイトへ誘導するリンクの設置に関わっていなかったとしても、このような不便に対する責任は多くの場合、すぐに私たちにのしかかります。

よって、ここではユーザーと私たちの関係は少しこじれた状態から始まります。このことから、私たちの語調が重要なものとなるのです。私たちはユーザーを取り戻したいと考えており、更なるストレスを抱えたくないと考えています。なので、私たちは自分が選択した言葉遣いによってユーザーを責めるようなことは避けなくてはなりません。

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2. 常に検索ボックスを用意する

404ページが表示されているということは、ユーザーが自社のサイトで何かを探そうとしていて、結果として探すことができていないということになります。ユーザーが2度目のチャンスを与えてくれようとしていることに感謝し、そしてきちんと機能する検索ボックスを設置することが大切です。

たとえ私たちがそれ以外何もしなかったとしても(この記事の提案は、全て推奨されるわけではありません)、検索ボックスだけは必ず設置するようにしましょう。サイト訪問者は自分が探していたものを見つけることができなかったので、私たちはその訪問者を適切に導かなくてはなりません。

欠落したリンクを検索するための便利で簡単な方法をサイト訪問者に提示することで、修正しましょう。これにより、自分の現在の居場所を教えるためのコンパスをサイト訪問者に与えることができます。

この小さな気遣いが、ユーザーの信頼を取り戻す際に驚くべき効果を発揮するのです。

唯一の例外として、もし自社のサイトが非常に小さく(1ページのみのサイトなど)、検索で一握りほどの検索結果しか提供しない場合は、このステップをとばして次のステップへと進んでください。

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3. カテゴリー一覧を提供する

もしユーザーが特定のトピックのために自社のサイトを訪れ、関連情報を探しているなら、カテゴリーの一覧表を提供することは効果的です。

これにより、もしユーザーが探している情報がなくなっていたとしても、同様の分野に関する他の情報をサイト上で見つけることができ、ユーザーにもう少し長くサイトに留まるよう促すことができます。

また、もしユーザーが興味を持てば、自社がコンテンツを通して取り扱っている他のテーマについての少し深い識見を、ユーザーに提供することもできます。

繰り返しになりますが、このエラーページはユーザーに過度な情報を提示するような場所ではありません。場合によっては、「より少ないことは、より豊かなこと」であり、この法則はカテゴリー一覧表に関しても同じことが言えます。もし皆さんのカテゴリー一覧が長すぎる場合は、最も人気のあるカテゴリーだけを掲載するほうが良いでしょう。

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4. 自社の注目記事を提示する

もし皆さんがブログや雑誌、または記事を掲載する他のサイトに携わっているなら、皆さんが推しているコンテンツにユーザーを直接呼び込む最高の機会です。宣伝したい記事などは、新しく拡張された404エラーページの追加の機能に適切かもしれません。

最も人気のある記事や最近公開したコンテンツ、または個人的にオススメな記事まで、いずれの場合においても、これらは404エラーページに到達したユーザーの目の前に提示したい記事です。

一度ユーザーを失ってしまうと、ユーザーを留めておくことは極めて困難ですが、もし私たちがそのまま沈んで敗北してしまえば、何を試みても失敗に終わる可能性があります。

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5. 重要なリンクを忘れないようにする

この記事で紹介する最後の要素は、私たちのサイト上の様々な重要なページへのリンクを設置することです。

もちろん、どのリンクが重要でこのページに設置されるに値するかは、サイトやブランド、ミッションなどによって異なります。しかし、重要なページへのリンクを提供することで、ユーザーに私たちが何者であるか、私たちが何を行っているかについて知ってもらうことができ、サイトに留まらせることができます。

上記の点を念頭に置くと、ホームページや会社概要ページ、アーカイブ、そして問い合わせページへのリンクを追加することは、悪いアイデアではありません。

他のページがやっているようなやり方でナビゲーションを導入する必要があるというわけですが、主要なリンク群を掲載するのは効果的です。

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