Linuxのシェルスクリプトやコマンドで、バッククォート ``を使っている例を目にすることがあると思います。
今回は、Linuxにおけるバッククォートの意味と使い方などについて説明します。
バッククォートとシングルクォートの違い
バッククォート ``は、シングルクォート ''と似ていますが、Linuxでは全く違う意味を持ちます。
シングルクォートは囲った中身を文字列として主力するのに対して、バッククォートは囲った中身をコマンドとして実行しその結果を出力します。
以下は、dateコマンドで本日の日付を主力した文章を表示する例です。
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$ echo "今日は、`date +%m月%d日`です" 今日は、12月31日です |
バッククォートの入力方法
バッククォートは、キーボードの「Shift + @」で入力することができます。一方、シングルクォートは「Shift + 7」です。
バッククォートの代わりとなる$(...)
バッククォートと同じように、コマンドを実行しその結果を主力するのには、$(...) も使えます。
コマンドをネストして実行したい時などは、$(...)を使ったほうがコマンドの見通しがよく便利でしょう。