イラストなどの線画をアナログで描いたものを、パソコンに取り込んで着色する場合、線画を抽出して、線以外の部分を削除してしまわないと着色や編集の際とても不便です。今回は、Photoshopで線画を抽出する方法をご紹介します。
Photoshopで線画を抽出する方法
アナログの線画を用意する
スキャンしたり、携帯やデジカメで撮影した画像をPhotoshopで開きます。
余分な部分は最初に削除しておきましょう。
主線の色を補正する
色調補正のレベル補正や、明るさ・コントラストを使って下図のように補正します。できるだけ線以外の部分が白く、線が黒くなるようにしましょう。ここまで出来たら、選択範囲から全て選択をクリックして、編集からコピーをクリックします。
新規ファイルに画像ファイルを貼り付ける
新規ファイルを作成してください。ここからは作成した新しいファイルで作業します。レイヤーパネルは下図のようになっていると思うので、新規レイヤーアイコンをクリックして、新しいレイヤーを作成します。
塗りつぶしツールなどで、作成したレイヤーを黒にしてください。
ツールパネルからクイックマスクのアイコンをクリックします。
クイックマスクモードの状態で、先ほどコピーしておいた線画を編集からペーストで貼り付けます。
クイックマスクモードを解除します。すると、線以外の部分が選択された状態になります。この状態でDeleteキーを押してください。
すると、このように、線画だけを切り抜くことができました。実際に白い部分が削除されているのか分かりづらいので下のレイヤーの色を変えてみます。
このように、色を変えても線の部分だけが残っているので、しっかり切り取られていることが分かると思います。
まとめ
アナログデータから、線画を抽出する方法を紹介しました。簡単なので是非試してみてください。