【UXの迷信】ユーザーはサイト内検索をよく使う?

Zoltán Gócza

ZoltánはCentralway(チューリッヒのソフトウェア企業)のUXデザイナー長。元UstreamのUXディレクター。美しく、且つ使えるプロダクトを作ることに情熱を燃やしています。

この記事はUX Mythsからの翻訳転載です。配信元または著者の許可を得て配信しています。

Myth #16 Search will solve a websites navigation problems

ユーザーは普通、Webサイトをざっと見て自分が欲しいものに関連する言葉を探すもので、求めている情報が見つけられない時でなければ、サイトの検索機能をはあまり使いません。これはどんなサイトにもあてはまります。書籍やDVD、CD、ゲームなど、名前や作者が分かっている製品を探している場合は最初から検索しますが。

たいていの人は、記憶をたどって思い出すよりも見て認識することの方が得意です。また、検索ワードを入力するよりも、リンクをクリックすることの方がはるかに速く簡単です。適切な検索ワードを考えたり、類義語や字の間違いを気にしなくてもいいのですから。 

「検索よりもリンクの方がうまく機能する理由」についての調査と記事まとめ

ナビゲーションの重要性で、Gerry McGovern氏は「技術スタッフに広範囲のタスクテストをしたところ、70%がリンクをクリックすることから始め、30%が検索機能を使いました」と言っています。検索窓に入力するよりもリンクをクリックするほうがより速く、自然な動作であるということです。

・UIEのJared Spool氏のチームによると、検索の傾向をテストする調査で、いつも検索を使うという人はいなかったそうです。調査結果でわかったことは、参加者の20%がリンクだけを使っていたそうです。また、書籍やCD、DVD、ゲームなどを探している場合など、困った時にはいつも検索を使っているということもわかりました。―Are There Users Who Always Search?、またUIEのポッドキャストも参照してください。

・「人間にとって認識の方が記憶よりやりやすい」ということは、“Universal principles of design”という本でも説明しています。この本はさらに、「記憶に頼って思い出さなければならない必要性をできる限り減らしましょう。簡単にアクセスできるメニューや意思決定を後押しするシステム、その他、選択肢がはっきりと可視化されるようなデバイスを使いましょう」とアドバイスしています。

・Jeff Johnson氏はUXmattersで、「認識」とは脳を働かせて記憶から探す必要があるものではなく、瞬間的なものだと言っています。

・この現象は、コマンドライン・インターフェースからグラフィカルUIへの進化でも顕著です。前者は記憶したコマンドを思い出して入力しなければなりませんでしたが、後者GUIで画面の選択肢を選ぶだけでとても簡単にアクセスできるようになりました。

・これはKeith Lang氏のUXの迷信リストのその6にあたります。素晴らしい検索機能があれば、情報アーキテクチャーは綿密である必要はありません。