ビジネスにおける新年の挨拶文例

年始の挨拶はビジネスの世界にとって、円滑なコミュニケーションのために重要です。直接挨拶をするのが一番良いのですが、ビジネスの場ではメールで新年の挨拶をすることが増えています。ここでは、好印象で一年を始めるための挨拶文を紹介します。

新年の挨拶メールを送る時期

新年の挨拶は元旦から仕事始めの当日中に送るようにしましょう。基本的に新年の挨拶は1月7日までとなっていますので、仕事初めが7日以降になる場合は、7日までに新年の挨拶を送り、仕事始めの日に改めて「仕事始めとなりました」と送る方が良いでしょう。

なお、「明けましておめでとうございます」と挨拶をするのは、仕事始めの週の金曜日までを目安にし、翌週からは「今年もよろしくお願いいたします」と書きましょう。ただし、地域や業界によっては「明けましておめでとうございます」が使える時期が決まっている場合もありますので、それに従うようにしましょう。迷った時は、「今年もよろしくお願いいたします」で結構です。

新年の挨拶は遅くなるほど失礼になりますので、早めに送るよう心がけましょう。

「元旦」が使えるのは一月一日のみ

「元旦」は一月一日を表す言葉ですので、一月二日からは使えません。また、「一月一日元旦」と書くと、「一月一日」を二回書いていることになってしまいます。「元旦」を使うのは一月一日に送るメールに限られます。「平成◯◯年 元旦」か「〇〇〇〇年 元旦」と書きます。

件名に名前も書く

年末年始はウイルスメールが増える時期でもありますので、「新年のご挨拶」「明けましておめでとうございます」だけでは、ウイルスメールと間違えられる可能性もあります。件名には「新年のご挨拶 株式会社◯〇〇 (名前)」と書いて、一目で差出人が誰かわかるようにしましょう。

「新年のご挨拶」メールには重要な内容を書くのを避ける

年始は忙しい時期ですので、「新年のご挨拶」と件名に描かれているメールは確認するのが後回しになることがあります。すぐに読んでもらいたい重要事項は、挨拶のメールとは別に送るようにしましょう。相手が確認をするときも、重要メールを探し出すことが容易になります。

個別送信をする

ビジネスではCCやBCCで一斉送信をすることがありますが、新年の挨拶を送る際には一斉送信を避けましょう。BCCでも文面を読めば、一斉送信をしたことが察せられるものです。

内容は使い回しでも構いませんので、件名や宛名は相手に合わせると好ましいです。

宛名の確認

くれぐれも書き間違いの無いように確認をしましょう。「代表取締役 ◯◯様」の様に、肩書きや役職名は名前の前に書いてください。苗字だけより、フルネームで書く方が丁寧ですので、名刺などで漢字を確認してフルネームで書きましょう。

個人宛のメールに「御中」は使わない

「御中」は、会社や部署に宛てて使う言葉ですので、個人に送る時には使いません。

使用しない表現「賀正」「去年」

年賀状で書かれることの多い「賀正」「迎春」などの2文字の賀詞は、目下へ使う表現とされているため、使用を避けましょう。「謹んで新年のお祝いを申し上げます」という表現が無難です。

「去年はお世話になりました」と書く人もいますが、「去る」は忌み言葉ですので、「旧年」「昨年」と書くようにしましょう。

読み返して誤字脱字を防止する

肩書きや名前を間違えると、新年早々、相手に悪印象を与えてしまいます。年始の大切なメールですので、くれぐれも間違いのないように見直しをしましょう。

新年の挨拶文例

株式会社〇〇    

〇〇部  〇〇〇〇様

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

昨年は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

本年もより一層尽力をしてまいりますので、変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

皆様のご健勝と益々のご発展を心よりお祈りいたします。

なお、弊社は1月◯日( )◯時から平常営業いたします。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

署名


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