複数の機器をBluetoothでつなぎ操作できるドイツ製の新感覚インターフェース「NUIMO」。去年Kickstarterで発表された新感覚のリモコンデバイスですが、主にスマートホーム内での連携ができることで注目されました。
このNUIMOですが、IoT界隈のスマートデバイスのみならず、PCのインターフェースとしての利用も考慮されており、数々のデザインツールとの連携を発表しています。
NUIMOとは?
NUIMOは様々なスマートホームデバイスとBluetoothで連携し、音楽や照明、室内温度などを直感的に操作できるワイヤレスコントローラーです。
ドイツのSenicというベンチャーが開発している当プロダクトは、昨年Kickstarterに登場し、早々に目標金額の55,000ユーロに到達し、最終的には170,000ユーロを調達した人気プロジェクトです。
NUIMOで操作できる主な動作は以下の4つです。
・CLICK:盤面をクリック
・TURN/ROTATE:外側をダイヤルのように回す
・SWIPE:盤面をスワイプ
・FLY:盤面に手をかざし動かす
デザインツールとの連携
前述のとおり、主な用途としてはスマートホームでの利用ですが、今回はPCとの連携、特にデザインツールとの連携に注目してご紹介したいと思います。
NUIMOの公式サイトでは以下のサービスとの連携を例に挙げています。
これらのソフトとNUIMOを連携させることで、従来のインタラクションとはまた違った操作体験が可能になります。クリック、フリックなどは今までのタッチパッドでもできた動作ですが、ダイヤルに見立てて「回す」動作や、Leap Motionのように「かざす」動作はどう活用できるのか注目です。
Photoshop ✕ NUIMOの連携例
Photoshopでの連携は動画でも紹介されています。
動画ではPhotoshopにおける3つの連携例が紹介されています。
1. ダイヤル回転によってブラシの大きさを精密に調整する
2. クリックによってブラシの色を切り替える
3. スワイプで画像書き出し(保存→各種設定→書き出しをApplescriptで制御)
こちらは全て自由にカスタマイズ可能で、よく使う機能などを好きな操作に登録することができるそうです。
ROTATE動作とスライダー
注目したいのは、従来のインターフェースではなかったROTATE動作です。特にブラシの調整などに使う細かい値のスライダー調整は、マウスやタッチパッドだと動きすぎですし、マウスのスクロールや上下キーだと1ずつしか上がらず、ちょうどいい操作方法は今までなかったように思います。
まとめ
NUIMOは現在は第2出荷分として公式サイトで$159で予約受付中です。
今回はPCとの連携をメインにご紹介しましたが、他にも様々なデバイスと連携できるようです(公式vimeoアカウントを御覧ください)。気になる方は公式サイトで注文してみてはいかがでしょうか?
※実際にご購入された方のレポートや活用例などありましたらお待ちしております!