【イベントレポ】ゆるく学ぶUXイベント UX JAM 3

MILKMAN

モノづくりのヒントになるような記事をお届けします。

UX MILK編集部です。少し間が空いてしまいましたが、先月10月14日にUX JAM 3が開催されました!

今回も4人の全く違う専門の方をお呼びして10分間LTをしてもらいました。

インターフェイスという名の付く会社が考えるUX

ハイジ・インターフェイス株式会社 千田泰士さん

「UIをいくら頑張っても、最高のUXは生み出せない」というお話を、ハイジ・インターフェースさんの事例をいくつかご紹介頂きながらのトーク。世界観を演出するためにわざとUIの使いやすさは捨てたり(エヴァスマホUI)、ブランドや実店舗とのイメージと乖離しないようにECの定石を敢えて踏まない選択をしたりと(CIBONE、ON THE MARKSのwebサイト)、必ずしも合理的で整理されたUIが良いというわけではないというものでした。
ユーザーのイメージや期待に応えるためには、画面の中のUIだけではなく、その前後のストーリーやコンテキストを意識してデザインを考えなければいけないですね。

ファミコンとボドゲのハマるUI&UX

専門学校非常勤講師(ゲーム科)/マンガ家 大根はじめさん

勉強へのやる気はイマイチでも、ゲームは言われなくてもやる学生たちを見て、「面白いゲームにはまるのはなぜ?」を掘り下げることにしたはじめさん。そこで面白さの共通項を見出すため、授業ではスマホ、ファミコン、ボードゲームと形式に関わらずいろいろなゲームを試しているそうです。誰でもすぐハマるゲームとして、「スーパーマリオブラザーズ」と「キャプテン・リノ」というボードゲームを引き合いに共通項を説明してもらいました。

説明なしに手軽に、直感的に遊べる、UXデザインを考える上でも非常に重要ですね。交流会ではご持参の「キャプテン・リノ」のコーナーができて、大盛り上がりでした!

DIYでユーザーテストをやったらチームの意識がちょっと変わった話

NTTレゾナント株式会社 大谷祥さん

大谷さんは、“「教えて!goo」の回答・質問を増やすには?”という課題をプロセス改善で解決するため、数種類のユーザーテストを実施し、さらにその様子をチームの全員に見てもらい意見交換を行ったそうです。レポートを共有する中で20~30の課題が発見され、またサービス側とユーザ側は異なる課題を抱えていることにも気付くことができたとのこと。

お話の中で印象的だったのはテスト後のレポートにすごく力を入れていらした点です。ユーザーテストの実行は出来ても、それを効果的にフィードバックや共有できていないケースというのはよくあるケースだと思います。数々のテストを通して、最初は失敗もしながらPDCAを回し、徐々にチーム内の意識共有ができていったという話を聞いて、粘り強くやり続けることも大事なのだと感じました。

SEO屋がUXを考えてみる

アイオイクス株式会社 石井智彦さん

SEO屋さんから見たUXということで、googleの検索体験についての検証のお話でした。「UXを考慮することは、SEO上有利になるのか?」という疑問に対しては、ひとまずページスピードという尺度においてはあまり影響することはないとのこと。UXを測る難しさを実感する一面でした。

また、「ワンピース」などの2つの事柄が連想できるような言葉(この場合は漫画と服)における検索体験について、片方がうまく情報にたどり着かないのではないか? という仮説のもと、簡単なユーザーテストを行ったそうです。望んだ検索結果が出なかった方でも、すぐさま再検索を行って望み通りの結果に行き着いたとのことなので、検索体験としては両者ともにあまり変わらないという結果でしたが、30代主婦が「ワンピース 服装」とすぐさま再検索したところに、主婦層の検索スキルの向上を感じさせます。こういったリテラシーの変化なども、WebやアプリにおけるUXでも大きく関わってくる部分なのではないでしょうか。



登壇者のみなさん、ありがとうございました!

登壇者のみなさん、ありがとうございました!


以上、簡単ではありますがレポートでした!

次回のUX JAMは12月9日(水)を予定しています。

年内最後ですが、ちょっとしたお祭り騒ぎにしたく、企画しています。ぜひ皆でワイワイUXを語りましょう。奮ってご参加下さい!

(文:UX MILK編集部)


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