現在開いているページから、リンク先を新しいウィンドウで開く方法について説明します。
window オブジェクトは、Web ブラウザ環境で JavaScript を実行する際のグローバルオブジェクトです。ここでは、window オブジェクトのメソッドである window.open() の使い方について紹介します。
window.open() の使用例
次のHTMLは、ボタンをクリックすると Google のホームページを新しいウィンドウで表示します。
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<input type="button" value="Googleを新しいウィンドウで開く" onclick="window.open('http://www.google.com', mywindow1, 'width=200, height=200')"> |
window.open() の使い方
window.open() の記述方法は以下の通りです。
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window.open(リンク先URL ,ウィンドウ名 , オプション) |
第1引数には、遷移先のURLをクォーテーションで括って指定します。
第2引数には、新しく開くウィンドウの名前をクォーテーションで括って指定します。特に指定する必要がない場合は null を指定します。複数の新しいウィンドウを開く場合に、同一のウィンドウ名を指定することで不必要に複数のウィンドウが開かないようにすることができます。ウィンドウ名は任意の名前を指定することができます。
第3引数には、新しく開くウィンドウのサイズなどのオプションを指定します。複数のオプションを指定する際にはカンマで区切り、全体をクォーテーションで囲みます。
指定できるオプションには、以下のようなものがあります。
オプション | 説明 | 指定する値 |
width | ウィンドウの幅 | 数値 |
height | ウィンドウの高さ | 数値 |
left | ウィンドウの左の位置 | 数値 |
top | ウィンドウの上の位置 | 数値 |
menubar | メニューバーの有無 | 0 あるいは 1 |
toolbar | ツールバーの有無 | 0 あるいは 1 |
status | ステータスバーの有無 | 0 あるいは 1 |
scrollbars | スクロールバーの有無 | 0 あるいは 1 |
resizable | サイズ変更の可否 | 0 あるいは 1 |