ここでは、VBAでのコメントの記述方法について説明します。適切なコメントを付けることによって、プログラムを理解するための手助けとなります。
コメント文の記述
VBAでのコメント文は、先頭にシングルクオーテションを「 '」 付けます。コメントアウトされたコードは、プログラム実行時には無視され、実行されません。
1 |
'コメント文 |
以下は、コメントを使用した例です。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 |
Sub CommentSample1() '三角形の面積を求めます Dim L As Double '底辺 Dim H As Double '高さ Dim S As Double '面積 L = 100: H = 200 S = (L * H) / 2 '面積 = (底辺x高さ) / 2 '面積出力 Debug.Print S End Sub |
コメントは、第三者がプログラムを理解する助けとなります。また、自分が記述したプログラムでも、どのような意図でそのコードを記述したのか忘れてしまうことはよくあることです。このようなことを防ぐためにも、プログラムにはコードの理解の手がかりとなるようなコメントを付けましょう。
一括でコメントアウトする
ツールバーにあるコメントブロック機能を使うと複数行を一括でコメントアウトすることができ便利です。まずはコメントアウトしたい部分を選択します。
次に、ツールバーの「コメントブロック」をクリックします。
そうすれば一括でコメント化されます。
また、隣にあるボタン「非コメントブロック」を使うと、コメントを一括で解除できます。