【ls】Linuxでファイルやディレクトリの情報を取得するコマンド

Linuxのlsコマンドは、ファイルやディレクトリの情報を表示するコマンドです。

lsコマンドの書式

lsコマンドの書式は以下の通りです。

ファイル一覧を表示する

「ls」コマンドを実行すると、現在のディレクトリ(カレントディレクトリ)内のファイルとディレクトリの名前が表示されます。

「ls」の後にディレクトリ名を付けて実行した場合は、ディレクトリ内の項目一覧が表示されます。以下は「dir」というディレクトリの中身を表示する例です。

ファイル一覧の詳細を表示する

「-l」というオプションを付けて実行すると、詳細な情報を付きのファイル一覧が表示されます。

隠しファイルも含めて表示する

「-a」というオプションを付けて実行すると、隠しファイルも含めて表示されます。

「-l」オプション使用時の各項目の見方

「-l」オプションを付けて、上記のように項目の詳細を表示したときの各項目の見方について説明します。

ファイルの種類

先頭の記号またはアルファベットは、その項目の種類を表しています。よく使われるのは以下の3つです。

- 一般のファイル
d ディレクトリ
l リンク

アクセス権

左から2文字目以降に並んでいる9文字の記号やアルファベットの羅列は、3文字ずつで1セットの合計3セットとなっており、左のセットから順番に「所有者」「所属グループ」「その他のユーザー」のアクセス権を表しています。

それぞれの意味は以下の通りです。

--- 読み込みも書き込みも実行もできない
--x 実行のみができる
-w- 書き込みのみができる
-wx 書き込みと実行ができる
r-- 読み込みのみができる
r-x 読み込みと実行ができる
rw- 読み込みと書き込みができる
rwx 読み込みも書き込みも実行もできる

その他の情報

「アクセス権」より右に表示される情報の意味は、左から順に以下の通りです。

リンクの数
ユーザー名
グループ名
サイズ(デフォルトの単位はbyte)
更新日(月、日、時刻の順)

主なオプション

項目を並べ替えて表示するオプション

ソート関連の主なオプションは以下の通りです。

なし 名前順で表示
-t 更新日時の新しい順に表示
-S サイズの大きな順に表示
-X 拡張子順で表示
-r 逆順で表示
-f  ソートせずにそのまま表示(表示スピードの短縮になる) 

その他のオプション

その他のオプションは以下の通りです。

-R ディレクトリ以下のファイルやディレクトリも再帰的に表示
-1 1項目につき1行で表示
-m 項目名の間にカンマを付けて表示
-h 項目のサイズを単位付きで表示(「-l」オプションと併用して使用)
-help ヘルプを表示



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