初心者のためのリーン・スタートアップ:基礎知識と4つの事例

UX MILK編集部

モノづくりのヒントになるような記事をお届けします。

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リーン・スタートアップが話題になってからしばらく経ちますが、「まだいまいち理解していない」という人や「本は読んだが実践したことはない」という人は多いのではないでしょうか?

そこで今回はリーン・スタートアップの基礎知識と、リーン・スタートアップを実践した事例を紹介していきたいと思います。

リーン・スタートアップとは?

リーン・スタートアップは、新規事業の立ち上げに関する方法論のひとつです。シリアルアントレプレナー、エリック・リース(Eric Ries)によって2011年に提唱されたもので、書籍『リーン・スタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす』に、その手法の詳細はまとめられています。

その手法の特徴は、初期から緻密な事業計画書や収益シミュレーションを作るのではなく、仮説の検証を繰り返すことを重視するというものです。次からリーン・スタートアップの基礎と事例を紹介していきます。

リーン・スタートアップの基礎

10分でわかったつもりになるリーン・スタートアップ

リーン・スタートアップの基本が10分程度でわかるスライドです。リーン・スタートアップがなにか全く知らないという人におすすめです。

新規事業・起業を妨げる「ビジネスモデル症候群」とは

新規事業において、ビジネスモデルの設計・構築が成功率を下げているのではないかというスライドです。リーン・スタートアップでは、事業計画書のブラッシュアップではなく、仮説の検証に時間を使うことが重要だとされていることがわかります。

リーンスタートアップにおける良い仮説、悪い仮説

リーン・スタートアップで重視される仮説についてのスライドです。仮説検証におけるよくある間違いなどを挙げながら、わかりやすく説明されています。

What is and isn’t lean startup

なぜリーン・スタートアップが求められていて、リーン・スタートアップが「解決する領域はどこ」で「解決しない領域はどこ」なのかが端的にまとまっています。

事例で学ぶリーン・スタートアップ

つくらない ものづくり ~明日からできるリーンスタートアップ~

バイトルなどを運営するディップにおけるリーンの実践事例です。いかにリーン・スタートアップに基づき行動するかを理解することができます。

Introduction to Lean Canvas

GMOペパボが運営するSqaleでのリーン・スタートアップの事例です。リーン・スタートアップにおける事業計画書とも言えるリーン・キャンバスの実例はあまり多くないので参考になります。

社内スタートアップによる組織の成長に伴い発生する痛みとその解決策(スクラム&リーンスタートアップ導入)について

自社開発サービスが突然ヒットして組織が混乱する中で、アジャイル開発とリーン・スタートアップを導入した事例です。組織の急拡大をどうマネジメントするかという非常に興味深い内容です。

大組織の中でのリーン


ヤフーという大組織の中でのリーンの実践例です。大組織だとそもそもリーン的な手法を導入するのが難しいというケースが多々ありますが、人が多いのでユーザーへのヒアリングが容易にできるという大きなメリットを持っています。

まとめ

今回は初心者向けということで、リーン・スタートアップの概要と実践例を紹介しました。さらに、詳しく知りたいという人は下記の書籍がおすすめです。

また、リーンスタートアップの手法を応用したシリーズもあるので、興味がある人は目を通して見てください。


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