ピクセルとは?知っておきたいデザインの基礎知識

「ピクセル」や「画素」という言葉を耳にした事はあるでしょうか? 近年では、デジカメの性能を表すのに「画素数」という言葉が使われているので、聞いた事があるかと思います。では、このピクセルとはどのようなものなのでしょうか?

ピクセルとは?

ピクセルは日本語では「画素」とも呼ばれます。画像は1つ1つの細かい点の集合でできており、この1つの点のことを「ピクセル」と呼んでいます。

ディスプレイに表示される画像には、白黒で表示されるモノクロのものと、青・赤・緑で表示されるフルカラーのものが存在しています。フルカラーの場合はピクセル1つ1つに色がついており、この数が1つの画像の中に多ければ多いほど画像はより鮮明に美しく表示されます。

たとえばデジカメでよく1000万画素などと表記されていますが、これは画素数が高いデジカメほどより鮮明な写真を撮影できるということになります。また、画像を表示ディスプレイが同じ画素数に対応していれば、撮影した写真を確認したときも美しい画像で確認することができます。

解像度とは?

ピクセル(画素)が多ければ多いほど鮮明というのは上記で触れましたが、ピクセルが1インチという一定の範囲の中にいくつあるかというのを示す値にdpi(解像度)というものがあります。

解像度は72dpi、350dpiというように示され、解像度が高いほど1インチに含まれるピクセル数が多く、より鮮明な画像となります。

デザイン時の注意

解像度が高い方が鮮明だからといって、解像度の高い画像にすると情報量が増えるのでファイルは重たくなります。逆に解像度が低すぎるものを作ると大きなサイズにしようとしたときにはぼやけてしまいます。そのため相手のニーズにあった解像度で制作することがデザインの大切なポイントになります。

印刷するものをデザインするときの目安

写真やイラスト、デザインしたものなどをWebで公開するときはある程度低い解像度でも対応できますが、紙などに印刷するときには高い解像度にしないと綺麗に印刷することができません。だからといって、やみくもに高い解像度にしてしまうとファイル容量が大きくなってしまいスムーズに印刷できなくなってしまいます。

印刷物として制作するときには解像度を「300dpi~350dpi」を目安にして設定するのが適切です。

まとめ

ピクセルは単位として扱われますが、画像の編集ファイルによってセンチ、ミリ、と表示される単位が異なっています。ニーズにあったものを作るためにあらかじめ単位や用途などを確認し、単位を合わせて制作すると相手とのやりとりもスムーズになります。


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