Googleの検索エンジンを使うとき、検索結果はGoogle独自の検索アルゴリズムによって表示されます。
そしてGoogleは2011年、2012年に「パンダアップデート」と「ペンギンアップデート」という大規模な2つのアップデートを行いました。
この記事では、パンダアップデートとペンギンアップデートの特徴と、SEO対策を行う上で気を付けるべき点を紹介します。
パンダアップデートとは
2011年、Googleは良質なサイトをユーザーに届けるために、低品質なサイトの掲載順位を下げて、独自の研究や報告、分析などユーザーにとって有益で重要であるサイトの掲載順位がより適切な評価を受けるアルゴリズムアップデートを行いました。
つまり、低品質なサイトが検索結果上位に表示されにくくなったのが「パンダアップデート」です。
ペンギンアップデートとは
パンダアップデートと同じく、低品質なサイトの掲載順位を下げるためのアップデートです。
しかしペンギンアップデートでは特に、キーワードの詰め込みや不適切なリンクの貼り付け、その他ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に反しているサイトの掲載順位を下げるというものでした。
ペンギンアップデートは継続的に改善がされており、特に大きな変更はペンギンアップデート2.0、3.0、4.0のようにナンバリングがされています。2016年のアップデートでは、従来の人間の手が必要だったものから、自動で継続的に処理を続けるものにアップデートされました。つまり、このアップデートにより、サイトについたリンクがリアルタイムで評価されるようになったのです。
SEO対策において気をつけること
パンダアップデートとペンギンアップデートの2つのアップデートを受けて、SEO対策において気を付けるべきポイントがいくつかあるので、紹介していきます。
パンダアップデートの場合
1.コピーで文章を構成するのではなく、オリジナルの内容のコンテンツを増やす
Googleは、より良質なサイトをユーザーに届けるために、他のサイトのコピーや自動生成されたサイトの評価を下げるようになりました。
そのため、コピーのみでの文章作成を行わないことはもちろん、適切で豊富な情報によって構成されたサイトの作成を行う必要があるのです。
2.コンテンツに占める広告の割合を減らす
広告が多く含まれていると、その分ユーザーに伝えることのできる情報量が減ってしまうので、過度な広告表示は避けた方が良いでしょう。
パンダアップデートにおけるSEO対策は、主にGoogleが発表した品質に関するガイドラインを遵守しているかが重要となるため、サイト作成の際は必ず目を通すことをおすすめします。
ペンギンアップデートの場合
1.キーワードを無駄に詰め込まない
ペンギンアップデートにより、過剰なSEO対策は検索順位を下げる大きな要因となりました。
そのため、サイトやコンテンツに関係のないキーワードを詰め込んで、検索のヒット数を稼ぐという行為は絶対に行ってはいけません。
2.不適切なリンクを貼らない
ペンギンアップデートは、スパム行為と不適切なリンクを含むサイトを検索順位から下げるものです。そのため、不適切なリンクが貼られていないか注意することは非常に重要です。
ペンギンアップデートは、ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)の具体的なガイドラインを特に注意する必要があるので、こちらも確認しておきましょう。
まとめ
パンダアップデートとペンギンアップデートの2つのアップデートにより、Googleはより良質なサイトを重視するようになりました。
地道なSEO対策を積み重ねて、質の高いサイト作りを行いましょう。