GDNとは?広告を出す上で覚えておきたいターゲティングの種類

マーケティングや広告に今や欠かせない「ターゲティング」。そのターゲティングを行うには、世界最大のアドネットワーク「GDN」(Google ディスプレイネットワーク)が大きく役割を果たします。今回はGDNにおけるターゲティングの種類と特徴の紹介です。

ターゲティングについておさらいしたい人は以下の記事をご参照ください。

ターゲティングとは?ユーザーを考える上で重要なポイントとは

ターゲティング広告とは?6種類の仕組みと効果

GDNとは

GDNとは、Googleが所有する世界最大のアドネットワークです。日本のインターネットユーザーの91%にリーチ可能と言われています。

Googleの検索結果やGmailやYouTube等のGoogle関連サイト、数百万のGoogleのパートナーサイト(ニュース、ブログ、専門サイト)と幅広く広告を掲載することができます。テキスト広告、バナー広告、動画広告の配信が可能です。

GDNの優れている点は特定の多彩で精度の高いターゲティング機能です。ターゲティング機能は大きく「人」と「枠」のターゲティングに分けられ、その中にも複数の種類があります。詳しくは、以下をご覧ください。

「人」のターゲティング

「人」のターゲティングは、その人の基本情報や趣味興味などのパーソナルデータを参考にアプローチをかけることです。以下の5つの機能があります。

カスタマータッチ

メールアドレス(Gmail)が判明しているユーザーに向けたターゲティング広告です。広告主がユーザーのメーリングリストをAdwordsにアップロードし、特定のユーザーに広告を発信できます。YouTubeにも配信可能です。

リマーケティング

自社サイトに訪問したけれどCVに至らなかったユーザーに対し広告配信できる機能です。サイト全体ではなく、ユーザーが閲覧したページを指定して広告が出せます。また、リマーケティングタグを利用して配信除外リストの作成ができることが強みです。これにより、CVに到達したユーザーに不必要な広告を出す必要がなくなります。

類似ユーザーターゲティング

自社サイトに訪問したユーザーや既存のユーザーとWeb上の行動が似ているユーザーに広告を配信できます。見込みのある新しいユーザーの獲得が目的です。

インタレストカテゴリマッチ

ユーザーのサイト訪問履歴を基に、ユーザーの「興味」でカテゴライズし、広告配信ができます。以下の3つの種類に分けられます。

  • アフィ二ティカテゴリ

ユーザーが訪問したページの種類やアクセス頻度、滞在時間を基にユーザーの好みを分析し、カテゴライズしたもの。例)スポーツ好き、スイーツ愛好家

  • カスタムアフィ二ティカテゴリ

アフィ二ティカテゴリよりも具体的なターゲットをカテゴライズしたもの。興味に合いそうな「キーワード」や「URL」でターゲティングする。

  • 購入意欲の高いユーザー

ECサイトや購入レビューサイト等の閲覧履歴から特定した、購入を視野に入れているユーザーをリスト化したもの。

デモグラフィックターゲティング

ユーザーの性別、年齢、住んでいる地域を指定して広告を出せます。他のターゲティング機能と組み合わせて使うことも可能です。

「枠」のターゲティング

「枠」のターゲティングとは、ユーザーが閲覧しているサイトと関連性の高い広告を出すことや、CVRが高い「枠」を狙って広告を出す機能です。以下の4種類があります。

プレースメントターゲット

特定のWebサイトやWebサイト内の掲載位置を指定して広告配信ができます。成果の高い枠の獲得のため、入札単価を他の広告よりも高めに設定することが望まれます。

キーワードターゲット

特定のキーワードが掲載されているサイトに広告配信するターゲティング機能です。Webページで使用されているビックワードを中心とした、自社の商品・サービスとマッチしたキーワードを抽出することがポイントです。

DSK(Display Select Keywords)

Ad Wordsに登録したキーワードを基にプレースメンスを選び、CVR の高いユーザーが集まるプレースメントに広告配信することです。キーワードターゲットの強化版のような機能になります。ビックワードのような入札単価の高いワードを登録し、リスティング広告のCVの補完ができます。

トピックターゲット

Googleがカテゴライズしたサイトの「テーマ」を指定して広告配信します。ユーザーボリュームは比較的大きく、自社商品・サービスと関連性の高いトピックを選定が望ましいです。


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