【イベントレポ】ゆるく学ぶUXイベント UX JAM 4 -UX Girls Special-

UX MILK編集部

モノづくりのヒントになるような記事をお届けします。

こんにちは、UX MILK編集部です。

2015年もいよいよ終わりですが、ギリギリ滑り込みで、12月9日に行われた「ゆるく学ぶUXイベント UX JAM 4 -UX Girls Special-」のイベントレポートをお届けします!

今回はLTとディスカッションと交流会の3部構成でお送りしました。

ディスカッションの時間が出来たことで、より深くコミュニケーションが取れる回になったと思います。

LT

今回はUX Girls Specialということで、LTは女性スピーカー縛り! 7名の方にそれぞれお話していただきました(一部スライドは非公開とさせていただいてます。ご了承下さい)。

ハッカソンアイドル(自称) Kula XUさん
“メーカー出身のUXデザイナーがIT系に転職して出会いを求めるのは間違っているだろうか” 

メーカーのUXデザイナーからwebのデザイナーにキャリアチェンジしたKulaさん。同じデザイン職とは言っても転職にとても苦労されたそうです。メーカーで担当していたUXデザインではアプリのUIやグラフィックの実績がなく、それが理由でWeb系では「デザイナー」として認めてもらえなかったそうです。

UXと一言で言っても、領域もタスクも幅広く、確かに特定のポジションにマッチングさせて行くのは難しいのかもしれないですね。Kulaさんの場合、メーカーでハード寄りだったのもありますが、プロダクトのコンセプト検証やマーケティングという観点ではハードもソフトも根本は一緒な気がしますし、UXの定義と認識の難しさを実感するエピソードでした。

株式会社メンバーズ 高橋 綾さん
“ユーザテストをしたら開発者が悲しい顔をしたお話”

大人と子供の操作感の違いとユーザテストで発生したトラブルについて語ってくれました。

大学時代、高橋さんは仲間と共に子供向けの作曲ソフトを制作したそうですが、ユーザテストで子どもたちに「きらきら星」を作曲してもらった際にうまくいかず苦戦します。というのも、子どもたちは本来左から右へ順に音符を配置しなければならないところを立て一列に積んでしまっていたのです。「音符は左から右へ配置されていくもの」という大人の常識による、思い込みが発覚した瞬間でした。

初見で直感的に操作の出来るアプリというのも重要ですが、子どもたちの柔軟で型破りな発想に対してはきちんとガイダンスしてあげたり、はたまた自由を見越したデザインをしたり、大人向けとはまた違ったアプローチが大切だと感じました。

株式会社コンセント 横山 詩歩さん
“恋愛の体験デザイン”

横山さんはUXデザインをリアルでの恋愛に例えて語ってくれました。

恋愛は相手が自分をどう思ってるかを考える鍛錬になります。恋人に対して一方通行にあれやこれや感情を吐露しているとトラブルが発生してしまいますし、まさに恋愛はユーザーの気持ちに立って考えるサービス作りと言えるでしょう。

そこで課題を可視化すべく、横山さんは自身の恋愛に紐付け、ユーザーインタビューとカスタマージャーニーマップの制作を行ったそうです。言語化していくうちにお相手との間に色んな改善点が見えたそうです。改善点を相手に言われて嫌々直すよりも、自分の頭で考え、課題を見つけて直したほうがモチベーションも上がりやすいので、いい方法だなと思いました!

恋愛を可視化されると怖い! という方も多そうですが、親子関係や職場・サークルの人間関係でも使えそうなのでUX観点から周りの方と向き合ってみるのもいいかもしれませんね!

株式会社SWIM 阪井 公美さん
“ハリーポッター、UXランキング”

阪井さんは大好きなハリーポッターとUXを組み合わせて、劇中に登場する魔法の道具をワクワク・操作性・デザイン・危険性の4つの観点から評価し、魅力を伝えてくれました。

「思い出し玉」や「忍びの地図」、「タイムターナー」や「魔法の杖」などが続々登場し、1位は実用的だけでなく用途に遊び心もあり、説明書がなくてもすぐ使い方が分かるアイテムというところで「透明マント」がランキングされていました!

サービスやプロダクトを考えるとき、裏側の技術などを見せずにユーザーの望みを魔法のように叶えてあげられるのが理想と言われていますし、何より楽しくUXが考えれていいアプローチですよね!

Connehito株式会社 古市 聖恵さん
“まいにちUX”

古市さんは共感力の大事さと、それを習慣化してみたことについて話して下さいました。

共感することを習慣化するために、毎日簡単なカスタマージャーニーマップを描いてみたそうです。些細な事でも毎日コツコツとやることが一番ですね。ちなみに習慣つけるのにはまず7日、14日、1ヶ月だけでもいいからと、期限を決めてやってみるといいそうです。

カスタマージャーニーマップを簡単にでも書けるようになるのは、デザイナーだけでなく全ての職種の人が身につけていて損にならないスキルですよね。テンプレも配布してくださっているそうなので、まずは7日間から日常の些細な事を題材に取り組んでみてはいかがでしょうか?

株式会社コンセント 中垣 美香さん
“認知と分類 曖昧さ回避のデザイン?” 

買い物をする際に意識するのは、欲しい物が店舗内の何処のジャンルに置かれているかです。サイトと実店舗で欲しいものの仕分け方が違い困惑した体験を基に、中垣さんには「認知と分類」のお話をしていただきました。

誰の認識に沿った分類なのか? という観点から、分類の方法は変わってきます。事例で挙げられたニトリの製品に関しても、複数のカテゴライズが可能で、どちらも間違っていません。見る人によって認識は変わりますし、作り手側の文脈もあることを知っておかなければなりません。

犬を表現するとき、専門家の為に学名で伝えるのか、子供向けに単純に「犬」だと伝えるかなど、具体例であげていただいた犬の認知と分類がわかりやすかったです。

専門学校非常勤講師(ゲーム科)/マンガ家 大根はじめさん
“パーティー系ボドゲの盛り上がるUI&UX”

パーティーを盛り上げるのにぴったりなボードゲームにまつわるUXについて解説してくださいました。

いかに早くゲーム開始状態まで持っていくか、というのはパーティにおける重要なUXです。前回のUX JAMでもお話されていた「キャプテン・リノ」や「Lift It!」はその点で行くと1分前後で開始できるらしく、すごく興味を引きました。

また、周りから見て盛り上がって見えるというのもパーティのUXにおける重要なポイントだと思いました。前述の2ゲームは縦に積み上げる系で、立体的にも見栄えがいいので盛り上がるんですね。ジェンガなどもそうなのでしょうか。

他にも身体的アクションを絡ませるなど、全体的にボードゲームというのは体験のシェアがしやすいようにUXが設計されていて、すごく参考になりました!


以上、7名の方にご登壇いただき、非常に華やかな年末の締めくくりとなりました。皆様年末のお忙しい中、ありがとうございました! 

uxjam4_speakers

ディスカッション

今回は参加者同士でも話せる場を、ということで簡単なディスカッションタイムがありました。

お題は「2015年のUXを振り返る」でした。

UXを日々実践されている方、またはUXと今年はじめて出会った方など、様々なレベル感の方が入り混じってわいわい話されていました。

私もまた最近UXを学び始めた部類でして、そのようなお話をしました! ラッキーな事に登壇者の方とグループになれたので、LTで用いた参考文献を教えていただいたりもしました! コンセント横山さんはUXの本だけでなく、今回のために男性のモテ本として「全てはモテるためである」や、女性のモテ本なども読み込んだそうです。

UX JAMは「聞く」「話す」「繋がる」をテーマにしていますし、自由な交流会とは別に参加者として話せるこういう機会もいいな、と思いました!

次回

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