Excel VBAでグラフを作成する:グラフ、タイトル、数値軸

VBAでのグラフの作り方を紹介します。今回は、実際にデータを使ってケーススタディ式に説明していきます。

グラフを作る

グラフを作る構文は下記のとおりです。

これを用いて、今回は下のデータのグラフを作成していきます。

生徒ごとの棒グラフを作っていきます。グラフの種類は下のコードで指定します。

円グラフは「xlPie」、折れ線グラフは「xlLine」など、他にも指定できる種類はたくさん存在します。

使いたいデータの範囲は以下のように指定します。

これらを用いて、マクロを作成していきます。

[実行結果]

科目ごとに作りたいので、Select Case文を用いて行と列を逆にします。

タイトル付け・数値軸

より見やすくわかりやすいグラフを作るために、タイトル付けと数値軸の変更をしていきます。

タイトルは以下のように指定できます。今回の例では、タイトルはA1セルの文字を代入することにします。

数値軸は、以下の式で変更可能です。MaximumScaleが最大値、MinimumScaleが最小値を設定します。また、今回は、(テストが100点満点なので)最大値が100になるように変更します。

また、Maximum(Minimum)ScaleIsAutoプロパティを用いると、最大値(最小値)が自動で取得されます。

ここまでを踏まえたうえで以下のマクロをご覧ください。

あらかじめ変数TitleにValueでA1セルの文字を入れて、それをHasTitleでタイトル付けしています。また、MaximumScaleを100に設定してあるのがわかると思います。

[実行結果]


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