Webサイトのリデザイン、いつどの程度やればいい?

Thomas Metz

Thomas Metzは、カスタムウェブデザインとイーコマースのソリューションを専門とするロサンゼルスのウェブデザイン会社337Designと提携している技術系ブロガーです。 TwitterでThomasをフォローしてください。

この記事はUsabilityGeekからの翻訳転載です。配信元または著者の許可を得て配信しています。

Website Redesign: Finding Your Ideal Schedule (2017-06-28)

Webサイトのリデザイン。この言葉は、あらゆるWebサイトマネージャーをおびえさせるでしょう。

しかし、リデザインは頭を悩ませたり、マーケティング予算を浪費するものではありません。

最適化されたリデザインの段取りによって、コストを最小限に抑えつつユーザのエンゲージメントを高めることができます。サイトを改良する時期と、いつ最善の状態で運営されているかがわかっていると、絶えず変化するWebデザインのトレンドの中でも、ITチームの助けになります。

リデザインスケジュールをうまく乗りこなす方法は、次のとおりです。

Webサイトのリデザインの重要性

あなたはサイトのリデザインについて心配する必要はないと考えているかもしれません。比較的新しいWebサイトかもしれませんし、あるいは何年にもわたってマイナーアップデートをしてきたのかもしれません。これがあなたの考えである場合、会社全体の成功に対して、あなたのサイトが果たす重要な役割を過小評価しています。

今日のビジネスにおいて企業は、ユーザーが簡単かつ直感的に目的を遂行できる、美しく高機能なWebサイトが必要です。このような条件に満たないサイトだと、あなたのブランドは古くて時代遅れ、もしくは本物ではないと思われてしまう危険性があります。

Webサイトのリデザインをずっとあと回しにしてはいけません。今こそあなたのサイトを見直すの絶好のタイミングです。UXとUIを改善する新たな方法が日々生まれています。そのため、日が経てば経つほど改善を躊躇してしまうでしょう。

ビデオコンテンツ、エンハンスドUX、フラットデザインなどの最近人気のWebサイトデザインは2017年にはなくてはならないものになりつつあります。さらに重要なのはインフラを更新して改善の速度を早くすることができるということです。特に、現在のコンテンツ管理システムが非常に難しかったりコストがかかったりする場合に良いでしょう。

Webサイトのリデザインは、ページの読み込みが遅い、コンテンツが複雑になりすぎているなどといった、サイトでの体験の問題を解決するのに役立ちます。リデザインは、ユーザーに最新トレンドを紹介しているというだけでなく、サイトにとって必要な変化のチャンスであると考えてください。リデザインは、ユーザーの苦情に答えて、サイトの改善方法を見つける機会なのです。最適化されたWebサイトは、検索エンジンによる検索結果のページ順位を上げ、サイトのトラフィック数を増やし、コンバージョン数をも増やすことができます。適切なWebサイトのメンテナンス計画であれば、サイトの状態について再び心配する必要はありません。

リデザインに使用する重要経営指標(KPI)

最新のトレンドを保つことは重要ですが、サイトのリデザインが頻繁すぎる可能性もあります。ユーザーは最高のUIを望んでいますが、それと同時に一貫性と安定性も求めています。サイトを頻繁に点検することは、貴重なビジネスリソースを浪費するだけでなく、顧客の関心を失ってしまうこともあるでしょう。頻繁なリデザインは、自分の意思決定に自信がないことをユーザーに示唆してしまうと同時に、ユーザーはサイトへ訪問するたびに再び学習しなければなりません。

一方、サイトを十分に更新しないと、ブランドが時代遅れであったり、迷惑サイトのように見えてしまう可能性があります。このような危険を冒すべきではありません。Webサイトの重要経営指標(KPI)を使用して、スケジュールの理想的なバランスを考えましょう。Googleアナリティクスによると、サイトをリデザインする頻度を決める際にもっとも関連性の高いKPIとして、以下のようなものがあります。

  • ページへの訪問者数
  • 訪問者の満足度
  • 新規ユーザーと再訪問ユーザーの比率
  • 訪問者の滞在時間
  • 直帰率(1ページのみ閲覧して離席したユーザー)
  • トラフィックソース(取得)
  • ユーザーの動作とコンテンツ操作
  • ページの読み込み時間
  • ページ毎の平均滞在時間
  • コンバージョン率

Googleアナリティクスは、1つの指標だけに頼るべきではないとアドバイスしています。代わりにこれらのKPIを考慮して、Webサイトのパフォーマンスを分析します。「バニティメトリクス(虚栄の指標)」など、サイトの実績を本当に表していないものに注意してください。

バニティメトリクスには、生ページビュー、登録ユーザー数、およびダウンロード数が含まれます。これらの数字は、必ずしも本質を伝えているわけではありません。重要なことを示している数字には、ユーザーエンゲージメントやアクティブユーザー数、Webサイトの新規顧客のコンバージョン率が含まれます。

最適なリデザインスケジュールの作成

WebサイトのKPIを理解したら、数字がいつ減少しているのか、どこでユーザーを失っているのかを追跡できます。

たとえば、ユーザーが「サービス」ページにアクセスしたときにサイトを離れていることを、KPIが示してくれるかもしれません。これは、ユーザーの閲覧時間を長くするためにページを変更する必要があることを気づかせてくれるでしょう。新規訪問者数が減少したとすれば、リードジェネレーションやWebサイトの可視性を見直す必要性が指摘できるでしょう。

Webサイトは、定期的なメンテナンスが必要です。KPIを工程表のように使用してみましょう。データは、サイト内で改善の余地がある領域を正確に示してくれるでしょう。変更を行い、KPIを追跡し、変更が成功したかどうかを確認します。うまくいかなかった場合は、別のものを試してもう一度やり直します。重要な機会を逃さないようにするためにも、お問い合わせフォームや価格、コンテンツ、ブログ、Cookieなどを定期的に更新してください。

Webサイトのリデザインのタイミングを伝えるサイン

リデザインに投資すべき時期と、サイトが正常に機能している時期を知ることは難しいかもしれません。最近の流行に合わせるのではなく、サイトのユーザビリティに基づいてデザイン変更を選択しましょう。

以下のいずれかのアラートに気付いたら、そのときがWebサイトを全面的に見直すタイミングです。

  • サイトが時代遅れに見える。あなたのサイトを見てください。コンテンツが重すぎたり、低画質の画像を使用している、または画像をまったく使用していなかったりしませんか? 時代遅れのWebサイトは、あなたのブランドが時代遅れや営業していない、あるいはスパムサイトであるというイメージを、ユーザーに植えつける可能性があります。古いWebサイトはあなたのオーソリティを傷つけ、直帰率を高めます。
  • コンテンツの更新が難しい。Webサイトのインフラは、入りやすく簡単に変更できるものであるべきです。開発者の助けがなければコンテンツの更新が困難または不可能な場合、サイトの全面的な見直しが必要です。ユーザーフレンドリーでないサイトは、新しい設計が必要であるという主要な指標です。
  • サイトがセキュリティ上の脅威にさらされている。リデザインの主な理由の1つは、Webサイトのセキュリティです。時代遅れの構成要素を使用していると、ハッカーに狙われます。セキュリティプラグインをインストールするか、マルチファクタ認証を使用してセキュリティを強化する必要があります。
  • サイトがモバイルフレンドリーでない。ユーザーの多くは、スマートフォン経由でWebにアクセスしています。サイトが複数のデバイスにおいて最適に機能することは重要です。レスポンシブデザインに投資していないのなら、今こそ投資するタイミングです。

これらは、サイトのリデザインをすべきタイミングを示すという、数多くあるサインの中の4つです。サイトのパフォーマンスについて質問や懸念がある場合は、開発者に相談してみましょう。Webサイトの健全性について先を見越して、UIとUXの要素に大きな間違いがないようにしてください。

更新 vs ゼロからの再構築

Webサイトの状態によっては、現在のインフラをアップグレードするか、全面的に見直すかを決定する必要があります。この決定を下すには、オーディエンスをよく見る必要があります。そしてさらに重要なのは、定期的にユーザーテストを実施することです。あなたのWebサイトは、ターゲットオーディエンスの現在のニーズに適応していますか? 答えが「いいえ」の場合、ゼロから再構築する必要があります。特に、長い間リデザインしていない古いサイトなどがこのケースにあたります。サイトの重要な要素が機能しない、あるいはビジネスやサイトの目的が変更された場合などです。

一方、あなたのWebサイトが依然としてユーザーのニーズに応えて、目標を達成できる場合、より簡単な最適化のアップデートで済ませることが可能です。コンテンツの更新や、デザインをきれいでモダンな見た目にする変更が必要になる場合があります。いま一度KPIを見て、サイトのどの部分を改善する必要があるかを判断してください。場合によっては、全面的な見直しが避けられないこともあります。KPIの半数以上が不十分な値である場合は、おそらく完全なリデザインが必要です。

Webサイトをリデザインするのはユーザーにとって良いことであり、SEOやビジネスにも良いことです。まだFlashを使用していたり、サイトがモバイルで動作しなかったり、サイトの読み込みが3秒以上かかったりする場合は、顧客を失うことになります。

時間が経つにつれて、サイト設計の欠陥がビジネスの崩壊につながる可能性もあります。これは誇張しているわけではありません。現代の消費者がより技術に精通していくにつれて、Webサイトはビジネスの成功にとって不可欠なものになります。

あなたのビジネスの将来を危険にさらさないでください。Webサイトをリデザインするスケジュールを習得し、今日からずっとゲームに勝ち続けていきましょう。