ハンバーガーメニューとは、メニューを表示するために使われる3本線のアイコンです。アイコンをクリックまたはタップすると、ナビゲーションが表示されます。
デザイナーが書いたハンバーガーメニューに関する記事はたくさんあり、その多くはハンバーガーメニューに反対するものです。読んだことがない場合は、NNGroupのHidden Navigation Hurt UX Metricsを読んでみてください。簡単に言えば、アイコンそのものについてではなく、アイコンの背後にナビゲーションを隠してしまっていることについて議論しています。
しかし、場合によってはハンバーガーメニューが良い選択になりえるでしょう。
第2のナビゲーションとしてのハンバーガーメニュー
ハンバーガーメニューの主な欠点は、見つけるのが難しいためメインのナビゲーションメニューとして使用することは推奨できないということです。しかし、第2のナビゲーションオプションを設計する場合は、ハンバーガーメニューが適切な解決策になる可能性があります。主要なナビゲーションオプションが画面上のCTAボタンやその他の形式で利用できる場合、ハンバーガーメニューは第2のナビゲーションに適しているでしょう。
下のUberのメイン画面を見てください。
メイン画面全体は車をリクエストするために設計されているため、履歴や設定など第2のオプションはハンバーガーメニューの背後に隠すことができます。履歴や設定などの機能は、アプリを開いたとき毎回使用されることはありません。そのため、ハンバーガーアイコンはユーザーの気をタスクから逸らすことなく、そのまま第2の機能にアクセスさせます。
このような特定の場合は、以下のことが言えます。
ナビゲーション要素を少なくすることは、アプリの使用中にユーザーの注意を逸らす回数を減らすことを意味します。ナビゲーションの最小化は、ユーザーをタスクの完了に集中させます。
80%ルール
一般的には、ハンバーガーメニューを選択するかどうかは「80%ルール」を検討してください。ハンバーガーアイコンの背後に隠れてしまうナビゲーションオプションの通常使用率は80%を下回りますか? もし下回るのであれば、そのナビゲーションオプションをハンバーガーメニューに組み込んでも問題ないでしょう。
まとめ
隠れたナビゲーションは、多くの場合ユーザーのためになりません。しかしデザイン決定上は、アプリの目標の状況をつねによく考えて判断する必要があります。つまり、「良い」パターンや「悪い」パターンはありません。状況がもっとも重要なことなのです。
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