Excelの便利機能の一つである相対参照について学んでいきましょう。
Excelを使いこなすためには、この機能を正しく理解することが重要です。相対参照が上手く使えるように、意識しながら表を作成していきましょう。
そもそも相対参照とは
相対参照を簡単に言うと、行列に応じて計算で使用しているセルが変化することです。例をあげて説明します。
上の図のようなExcelの表があります。えんぴつ、消しゴム、ボールペン、蛍光ペンのそれぞれの乗算を行いたいのですがいちいち入力するのが面倒ですね。
そこで、D2セルに=B2*C2を入力した状態で、オートフィル(右下の■をダブルクリック)をしてみると…
このような結果となります。Excelの便利機能でD3、D4、D5セルの計算式がそれぞれ自動的にB3*C3、B4*C4、B5*C5という計算式になります。これが、相対参照です。オートフィルと相対参照を利用することで100や200の計算式の結果を一瞬で行うことができます。
この機能を使いこなす上で重要なのは、同じ計算を行うということです。上にあげた表はすべて(単価)×(個数)の計算式となっているため、今回の機能が使えますが、消しゴムだけ足し算にしたいといった場合には今回の機能は使えません(→参考:絶対参照)。表を作成するときは、その辺も意識しながら作成するようにすると良いでしょう。
なお、今回はオートフィルにて行いましたが、コピーアンドペーストでも相対参照は反映されます。
まとめ
・オートフィルやコピペをする際に参照セルが変化することを相対参照と呼ぶ
・相対参照を上手く利用できるような表作りをこころがける