OFFSET関数とSUM関数を組み合わせることで任意の範囲の合計が自由自在になります。まずはOFFSET関数について説明します。
OFFSET関数の使い方
OFFSET関数は、基準となるセルから指定した値だけ離れたセルを取得する関数です。
①参照
基準となるセルです。範囲指定も可能です。
②行
①で指定したセル(範囲)からの行方向(縦方向)の移動距離を指定します。
③列
①で指定したセル(範囲)からの列方向(横方向)の移動距離を指定します。
中心であるC3セルを基準にしたとき、上の図のような指定になります。覚えておきましょう。
OFFSET関数とSUM関数を組み合わせよう
OFFSET関数とSUM関数を組み合わせて任意の範囲合計を行ってみましょう。
上の図の表を利用します。No.1からG2セルの値だけ合計するようにします。
数式は上のようになります。①のOFFSET関数で指定されたセルからE1セルまでの合計を算出するという意味になります。OFFSET関数のあとの引数は「:E1」(:は半角にしてください)です。
①OFFSET(E1,G2,0)
G2は任意に入力する値で、OFFSET関数の引数では行に当たります。列の引数は0なので、「基準セルE1から入力した値だけ下にずらしたセル」、という意味の関数になります。
G2セルに5が入力されているので、今回はSUM(E1:E6)と同じ意味になります。
まとめ
・OFFSET関数とSUM関数を組み合わせることで任意の範囲の合計ができる
・OFFSET関数は基準から指定分離れたセル(範囲)を取得する関数