INDIRECT関数は、指定される文字列への参照を返します。例えば、=INDIRECT(A1) と記述すれば、セルA1に書いてあるセルアドレスの中身を取得して、表示してくれます。
今回は、INDIRECT関数で別シートのセルの値を表示する方法を紹介します。
INDIRECT関数
=INDIRECT(参照文字列 , [参照形式])
参照文字列 | 参照として定義されている名前が入力されているセルへの参照、または文字列としてのセルへの参照を指定します。 |
参照形式 | 参照形式に TRUEを指定するか省略すると、参照文字列にはA1形式のセル参照が入力されていると見なされます。FALSEを指定すると、参照文字列には R1C1形式のセル参照が入力されていると見なされます。 |
INDIRECT関数の使用例
例として、B3にINDIRECT関数を入力するセルを用意します。
1. B3を選択し、関数の挿入ボタン「fx」をクリックします。
2. 関数の挿入ウインドウが開くので、「関数の分類(C)」で「検索/行列」を検索し、「関数名(N)」の中から「INDIRECT」を選択して「OK」ボタンをクリックします。
今回は、INDIRECT関数を入力したいセルとは別シートの、「Aチーム」シートにある勝利数の入ったセルを指定したいとします。
3. 関数の引数ウインドウが開くので、「参照文字列」に、「"Aチーム!B6"」を指定します。文字列を指定しているので、"(ダブルコーテーション)を忘れずに付けます。「参照形式」は省略します。
以下のように結果が表示されます。
まとめ
INDIRECT関数は、指定した文字が表す参照を返します。別シートにあるセルを指定することも出来ます。また、VLOOKUP関数などと組み合わせて使うと便利さが増します。