【Google Apps Script入門】スクリプトエディタの基本操作

Google Apps Scriptのコードを書くことができるスクリプトエディタの使い方を説明します。スクリプトエディタの基本操作と、Google Apps Script独自のオブジェクトを覚えれば、あとは通常のJavaScriptと大きな差はなくコーディングすることができます。

今回は、Googleスプレッドシートからスクリプトエディタを使う例を紹介していきます。

【Google Apps Script入門】
第1回 Google Apps Scriptとは?
第2回 スクリプトエディタの基本操作
第3回 セルの取得・変更をする

スクリプトエディタを開いてみる

Googleスプレッドシートの「ツール > スクリプトエディタ」から開くことができます。

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以前のバージョンでは、「スクリプトマネージャ」と「スクリプトギャラリー」が同じメニュー内にありましたが、今はスクリプトエディタのみが表示されています。

スクリプトエディタでコード書いて保存する

スクリプトエディタの初期画面では、以下のようにmyFunction()という関数が用意されています。このmyFunction()はサンプルの関数なので、通常はこれを消して新しい関数を記述することになるでしょう。

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今回は、myFunction()関数をそのまま使い、alert()の代わりとなるBrowser.msgBox()でダイアログを表示するコードを書いてみます。

Windowsの場合は「Ctrl + S」、Macの場合は「Command + S」で保存できます。

スクリプトエディタで関数を実行する

次に、スクリプトを実行します。Google Apps Scriptでは、関数毎にスクリプトを実行できます。実行する関数はプルダウンメニューから選びます。

myFunction2()という関数を追加して保存すると、以下のように実行する関数にmyFunction2()が表示されます。

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関数を選択したら実行します。Windowsの場合は「Ctrl + R」、Macの場合は「Command + R」で実行できます。

初回は「承認が必要です」と出るので、「続行」をクリックしてスクリプトの実行を承認します。

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先ほどのmyFunction()の実行が完了し、スプレッドシートを見ると以下のようにダイアログが表示されます。

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スクリプトをデバッグする

さらに、スクリプトのデバッグに必要な「ログ」と「実行トランスクリプト」について説明します。

Google Apps Scriptでは、console.log()が使えないので、その代わりにLogger.log()を使います。

先ほどのBrowser.msgBox()を、Logger.log()で書き換えます。

これを実行し、「表示 > ログ」をクリックをすると、以下のようにログを確認できます。ログは、Windowsなら「Ctrl + Enter」、Macの場合は「Command + Enter」でも確認できます。

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console.log()と同じようにLogger.log()に、実行途中の変数、配列、オブジェクトを渡すことで、デバッグがより簡単になります。

以上で、スクリプトエディタの基本操作の説明は終了です。


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