Linuxでユーザーのホームディレクトリを変更する方法について説明します。ホームディレクトリについての説明や確認方法は以下の記事を参照してください。
【usermod】「-d」オプションでユーザーのホームディレクトリを変更
ユーザーのホームディレクトリを変更するのは、ユーザー情報を変更するusermodコマンドを使います。ただし、特に理由がない場合は、混乱する可能性があるのでホームディレクトリは変更しないほうが無難でしょう。
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$ usermod [オプション] ユーザー名 |
usermodコマンドでは、オプションを指定することでユーザーが所属するグループなども変更できますが、今回はホームディレクトリを変更するための「-d」オプションを使います。
例えば、sampleというユーザーのホームディレクトリを/home/new-homeに変更する場合は、以下のようになります。
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$ usermod -d /home/new-home sample |
usermodコマンドは管理者権限でしか実行できないので、一般ユーザーでusermodコマンドを実行すると以下のようなエラーとなります。
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bash: /usr/sbin/usermod: Permission denied |
エラーが出た時は。rootユーザーとして実行するか、sudoコマンドをつけて「sudo usermod ~」とすれば実行できます。