今回は、Appleのプレゼンツール「Keynote」を使って、動画を作る方法を紹介します。Keynoteは、アニメーション機能がかなり充実していますので、設定したアニメーションを書き出すことで、簡単に映像が作れてしまう一面があります。
今回は、アニメーション設定後の動画ファイルの書き出しまでを説明します。Keynoteのアニメーション設定の仕方は、「Keynoteのスライドでアニメーションを入れる方法」をご覧ください。
スライド間にトランジションを設定する
トランジションは、次のスライドに移るときに再生される視覚的エフェクトです。
1. 左のスライドナビゲータで、トランジションを設定するスライドを選択する
2. 右上の「アニメーション」ボタンから、「エフェクトを追加」ボタンをクリック
今回は、「マジックムーブ」を選びます。
トランジションが設定されました。
トランジションが設定されたスライドには、右下に青色の三角マーカーが表示されます。
「再生▶」ボタンを押すとスライドの切り替えにトランジションがかかります。
BGMの設定
「再生」中に流れるBGMを設定できます。
右上の「書類」ボタンをクリックして、「オーディオ」タブをクリック
「サウンドトラック」にオーディオファイルをドラッグします。
「メディアブラウザ」ボタンをクリックすると、iTunesのデータが表示されます。そこからオーディオファイルを選ぶこともできます。
スライドショーを記録する
スライドの設定ができたら、実際の動画を記録します。
1. 「再生」メニューから「スライドショーを記録…」をクリック
2. プレゼンテーション画面から、録画ボタン(赤い●)をクリック
マイクを使って、音声も同時に録音することができます。
動画ファイルに書き出す
1. 「ファイル」メニューから「書き出す」を選んで、「QuickTime…」をクリック
2. 「プレゼンテーションを書き出す」から「再生:」、「フォーマット:」を設定し、「次へ」ボタンをクリック
再生:「自動再生」、「スライドショー記録」が選べます。
「自動再生」は、「書類」ボタンをクリックしたときの「プレゼンテーションタイプ」の設定項目で、動画ファイルが書き出されます。
「スライドショー記録」は、「スライドショーを記録…」で設定した内容で、動画が書き出されます。フォーマット:「1024x768」、「720p」、「1080p」、「カスタム…」が選べます。
iPhoneなどのiOS端末で見る動画なら、「720p」を選択すると良いでしょう。
3. ファイル名を決めて、「書き出す」ボタンをクリック
動画ファイルが書き出されます。
出来上がった動画ファイル(m4v形式)はそのままYoutubeにアップロードできます。
まとめ
アニメーションの設定に加えて、さまざまな設定をすることで、Keynoteだけでもクオリティの高い動画ができます。できた動画をiMovieの素材にすることもできますから、ぜひ一度試してみてください。