年収提示で自分の市場価値がわかる、WEB EXPERT DRAFTに登録してみた

UX MILK編集部

モノづくりのヒントになるような記事をお届けします。

転職ドラフトというサービスをご存知でしょうか?

登録をすると年収と共に企業から直接指名が来るというサービスで、まさに野球のドラフト指名をイメージしたようなサービスです。

今までは、エンジニアとデザイナー向けでしか開催されていませんでしたが、新たにプロダクトマネージャーやディレクター、Webマーケターなど向けに「WEB EXPERT DRAFT(ウェブエキスパートドラフト)」の開催が決定しました。

そこで今回は、UX MILK編集部のディレクターが実際にWEB EXPERT DRAFTに登録をしてみました。デザイナー向けのデザイナードラフトは、UX MILK編集長の三瓶が紹介しているので興味のある方はご覧ください。

デザイナードラフトに学ぶ、実力の伝わるレジュメの書き方

ドラフトってどういうこと?

WEB EXPERT DRAFTには、大きくエントリー期間とドラフト期間の2つの期間があります。エントリー期間に職務経歴書などをユーザーが登録して、ドラフト期間になると企業がユーザーに対して指名をするという形式となっています。

図にすると以下のようになります。

WEB EXPERT DRAFTより

特徴①:年収と共に指名

一番の特徴は、指名時に年収提示があることではないでしょうか。
年収の内訳として、裁量労働制か否か、固定残業代、理論賞与などもわかるようになっているので、「年収は高いけど、残業も多かった」というようなことも避けられそうです。

また、指名時にはその企業の「今抱えている課題」「課題に基づいた指名理由」「何を任せたいか」なども提示されます。

年収と共にその理由と具体的な仕事も提示されるのは、転職のミスマッチを減らす上で非常に良さそうです。

特徴②:過去の指名を閲覧可能

WEB EXPERT DRAFTは今回が初開催ですが、転職ドラフトデザイナードラフトでは、過去に開催された回の指名履歴を見ることができます。

転職ドラフトの第9回入札結果より

会員登録をしなくても、最多指名や最高額指名のユーザーの匿名プロフィールを見ることができます。

たとえば、転職ドラフトでは「経験プロジェクトカテゴリ」「主な役割」「使用技術」などを匿名プロフィールで閲覧できるので、年収を上げるためのヒントを得られそうです。

なお、会員登録すると具体的な年収の金額まで確認できるようになります。

WEB EXPERT DRAFTに参加する

WEB EXPERT DRAFTに登録してみた

今回は、実際にWEB EXPERT DRAFTにエントリーをしてみたいと思います。

登録してみる

転職希望に関する情報を登録していくと、自分自身のキャラクターについて入力する項目があります。ここでは、得意な事業フェーズや好きな社風、仕事のスタイルを5段階から選ぶことができます。会社のカルチャーとのミスマッチを減らせそうだなと思いました。

ユーザー体験を重視するか、売上を重視するかという問いも

また、自分の強みにポイントを振り分けるのも、ゲームのパラメータの振り分けみたいで面白かったです。「このパラメータはもっと伸ばしていきたいな」などと登録とは関係ないことを考えたりしました。

そして、最後に年収評価シートの記入です。年収評価シートは職務経歴書のようなものです。こういったものを書くのは初めてなので、戸惑いながら記入してみます。

登録するのは、もちろんUX MILKのこと。

上記項目の後に、役割と経験実績のアピールの入力が続きます

プロジェクトの概要と担当した役割、そしてフリーテキストで400文字以上の記載が求められます。400文字以上書くのはそれ相応に大変ですが、テキストだけで実力を判断するにはこれくらいの情報は必須なのかなと思います。

あとは、審査結果を待つのみです。審査通過すれば、晴れてドラフトの舞台に立つことができます。

審査を待つ

しばらく待つと、審査結果が返ってきます。

審査結果は、「通過」。

これでドラフトの舞台に立てる……と喜んだものの、よく見ると年収評価シートに対してフィードバックが来ていました。フィードバックをもとに年収評価シートを修正すれば、より良い指名が入る可能性があるとのこと。

実際にフィードバックで指摘されたことを見てみましょう。

年収評価シートには、以下のように登録しました。

UX MILKを国内最大のクリエイター向けメディアにするために、戦略策定からSEO対策のための分析・実行まで行いました。

課題は、SEO対策とソーシャルメディアの活用でした。SEO対策としてはサイト構造の見直し、およびキーワード選定からコンテンツ企画などを行いました。

(以下省略)

フィードバックは、以下のように部分ごとにされます。

「なるほど」と思いながら見ていきます。ほかにも、以下のようなフィードバックがありました。

フィードバックをもとに修正をして、あとはドラフト期間の開催を待つだけです。

登録する情報は多いものの、年収と任せたい仕事などがきちんと提示されるので、無駄な面接を減らせることを考えると良いのではと思いました。

担当の人に気になることを聞いてみた

― 今回は、エントリーまでしてみましたが、実際に指名をもらった後はどのような流れになるのですか?

指名を受け取ったら、その内容を確認してから指名を「承諾する」か「辞退する」ことを選べます。承諾した場合は、「選考」や「ラフな面談」、「ただ会って話してみたい」などを選べます。

「ただ会って話してみたい」を選択した場合は、その面談においては選考を実施することは禁止されています。また、その面談の後に選考に進むか否かをユーザーが選ぶことができます。

―そして、無事選考を通過すれば内定となる訳ですね。このとき、指名時に提示された年収より低くなることはありますか?

WEB EXPERT DRAFTでは、「提示年収90%ルール」というものを設けています。これは、内定年収が指名時の提示年収の90%を下回ることは禁止するというものです。

なお内定年収が、提示年収より上がる分には問題ありません。

― 提示年収を大きく下回ることがないのは安心ですね。開催を楽しみにしています。

・・・

次回のWEB EXPERT DRAFTは、2018年2月21日に開催予定となっています。開催までに審査通過することで、ドラフト指名を受けることができます。

現在、転職の予定がなくても自分の実力や市場価値を知るために登録しても良いそうなので、ぜひエントリーしてみてください。

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提供:株式会社リブセンス
企画制作:UX MILK編集部


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