UXデザイナーがUIスキルを必要とする理由

Raffaela Rein

Raffaela Reinは、UX Training の主要なオンラインスクールの1つであるCareerFoundryのCEO兼、共同設立者です。

この記事はUsabilityGeekからの翻訳転載です。配信元または著者の許可を得て配信しています。

Why UX Designers Need UI Skills (2017-10-23)

UXデザイナーとして、ユーザー体験がすべてであることはご存知かと思います。ほとんどのユーザーは、UXデザイナーが舞台裏で設計したフレームワークを意識していません。ユーザーが気づかないということは、あなたがいい仕事をしたという証なのです。

ユーザー視点で言えば、UXデザイナーの仕事はUIデザイナーによって作られた魅力的なUIの下に隠されてしまいます。しかしこれは良いことなのです。UIデザイナーには、グレースケールのワイヤーフレームを作るための必要スキルがあり、さらにワイヤーフレームに色やスタイルを加えることでプロトタイプを作成します。

UIデザイナーのスキルが、UXデザイナーの仕事をよりエキサイティングかつ豊かなものにします。今回は、UIデザイナーのスキルやテクニックをいくつか学び、より優れたUXデザイナーになる方法を見てみましょう。

あなたの仕事にスタイルを加える

多くのUXデザイナーは日々、サイトマップやワイヤーフレーム、プロトタイプを作成しています。いくつかの標準的なUIデザインのテクニックを学べば、UXデザイナーとしての成果に役立てることができます。

これは特にワイヤーフレームとプロトタイピングに当てはまります。以下のビジュアルデザインの原則を学べば、あなたの仕事ぶりを目立たせられるでしょう。

レスポンシブレイアウトとグリッドシステム

UIデザイナーは、グリッドシステムを使用してデザイン要素を整列させ、レスポンシブな環境におけるデザイン要素のサイズ変更を簡単にします。 UXデザイナーとして、これらのグリッドシステムについて学び、それらをワイヤーフレームに組み込むことは、視覚的に魅力的な製品を作成するための素晴らしい方法となります。また、グリッドに沿って作成したものは、そのままUIデザイナーに渡して作業してもらうことができます。

ビジュアルヒエラルキー

UXデザイナーとして、今までコンテンツの配置を通して情報ヒエラルキーを定義してきました。一方、 UIデザイナーはユーザーを適切なタイミングで適切な場所へ導くためのビジュアルヒエラルキーを利用することで、デザインを次のレベルへと引き上げることができます。これらのテクニックは、ページ上の配置だけを利用するのではなく、フォント選択やフォントサイズ、目を引く色、そして適度に注意を引くアニメーションなどを含みます。これらのテクニックの学習に時間を費やし、ワイヤーフレームやプロトタイプに組み込むことで、あなたのプロジェクトを利用するユーザーのユーザージャーニーに、僅かではありますが重大な改善をもたらします。

タイポグラフィー

タイポグラフィーは、通常UXデザイナーが気に留めるものではなく、ArialやHelveticaだけでほぼすべての仕事を済ませています(批判してるわけではありません)。UIデザイナーは、数十または数百のフォントの使い方を学び、ユーザーに適切なストーリーを伝えたりメッセージを送ります。UXデザインでフォントを使用して、メッセージをより魅力的かつ効果的に伝えることができるかどうか試してみましょう。

色彩理論

大抵の場合、UXデザインの成果物において色は重要視されませんが、色彩理論を考慮して色による感情的効果をユーザーに与えることは、UXデザイナーにとって常に価値があります。UXデザイナーは、ユーザーのニーズやサイトやアプリへの感情的なつながりを理解しているでしょう。そのため、少し色彩理論を研究すれば、プロジェクトを成功させる最高のチャンスを得て、配色などを提案する素晴らしい地位に就くでしょう。

アニメーション

UIデザイナーは素晴らしいアニメーションを作成するだけでなく、目的も果たしています。アニメーションは、インターフェイスの重要な部分へとユーザーの注意を引くための素晴らしいツールです。アニメーションテクニックのことを深く理解しているUXデザイナーは、プロジェクトにおけるユーザーのニーズにもっとも適したアニメーションの提案をすることができます。

このように、UIデザインを通してUX製品の品質を向上させる機会はたくさんあります。ありがたいことに、UIデザインの知識を得る利点はほかにもあります。

次に、ワークフローを改善する方法について見てみましょう!

より良いワークフローとコラボレーション

ご存知のように、UXデザイナーは倉庫に引きこもって作業しているわけではありません。ワークフローとプロジェクト全体を理解して、自分自身を周辺の技術に触れさせることが非常に重要なのです。それはUIデザインと開発についても学ぶことを意味します。

この記事では、UIデザインに欠かせない要素に焦点を当てているので、UXの専門家として、少なくともUIデザインの実践的な知識に時間を投資する大きな理由を見てみましょう。

レスポンシブレイアウトとグリッドシステム

前項目でも触れましたが、ここでも再度取り上げるだけの価値があるものです。グリッドシステムを学ぶことで、UIデザイナーの世界を理解した上で働くことができ、製品の移行や受け渡しを素早く行えます。

同じ言語を話す

専門用語を知る機会があれば、その機会を活用する必要があります。 UXデザイナーがペルソナワイヤーフレームなどの専門用語がたくさん使うように、UIデザイナーも同じように専門用語を使います。より良いコラボレーションのために、彼らの製品や語彙についての実践的な知識を身につけましょう。そうすることで、プロジェクトサイクルの中で彼らが直面している問題を知ることができます。本当のチームプレイヤーになるためには、問題を予測し、優れたUXデザインで問題を防ぐことさえできるかもしれません。 

ツールへの馴染み

Sketchは急速にUIデザインの世界を制覇しています。さらに、UXデザイナーにとってもどれほど価値があるかわかれば驚くでしょう。Photoshopの基本知識に加えて、あなたのツールキットにSketchを追加しましょう。これにより、UIデザイナーが普段使っているアプリでワイヤーフレームを渡すことができるだけなく、伝統的なUXデザインのプロセスを超えて仕事の幅を広げることができるでしょう。

フリーランスの地平線を広げる

フリーランスとして働いているか、副業を持っているITプロフェッショナルは多くいます。この中に、UXデザイナーやUIデザイナーも数多く含まれます。そして、もしこれまでにUXデザイナーとしてフリーランスの仕事を探したことがあるなら、多くの企業がUXとUIのどちらにも精通した人物を探していると知っているでしょう。

これには多くの理由があります。

  • UIとUXのどちらもできるデザイナーであれば、プロジェクトの初期段階のデザインの仕事をすべてこなせます。そして、雇用主はUIとUXデザインの仕事を可能であればひとりのフリーランスに任せたいと思っています。
  • UXは未だに新しい分野なので、多くのUXデザイナーはUIデザインの経歴があります。このようなフリーランサーはレアなUXだけの仕事を探すよりも、より簡単に見つけられるUXとUIが混ざった仕事を選びます。
  • 多くの雇用主は、UIとUXの違いを理解しておらず、2つの実質的に異なるスキルセットであることがわかりません。

残念である一方で、フリーランサーとして成功する機会を得るためには、市場に適応することが不可欠です。このため、UIを確実に理解することはフリーランスのUXデザイナーにとってとても重要です。

UI/UXの仕事を得て成功する大きなチャンスを得るには、専門ツールとして以下の項目を考慮してください。

  • レスポンシブなレイアウトとグリッドシステム
  • 一般的なUIデザインパターンの調査
  • 最新のUIトレンドの調査
  • タイポグラフィ
  • 色彩理論
  • 画像のトレンドと理論
  • ソフトウェア(PhotoshopとSketchから始めるのが良いでしょう)

こちらのCareerFoundryを始めとして、基本的な概念を学ぶのに役立つ資料がWeb上にはたくさんあります。