Linuxでパッケージ管理システム「yum」でインストールしたパッケージを削除する方法を説明します。
【yum remove】インストール済パッケージを削除する
「yum」でインストールしたパッケージを削除することができます。「yum erase」でも同様の結果となります。
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$ yum remove パッケージ1 パッケージ2 |
依存性関連のあるパッケージも同時に削除
「yum remove」ではアンインストールするパッケージに依存しているパッケージがある場合、そのパッケージもアンイストールされます。
そのため、アンインストール対象のパッケージを確認してから「y」としたほうが良いです。
例えば、下記のようにApacheを削除する場合、依存性関連でPHPも削除されます。
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$ yum remove httpd 読み込んだプラグイン:fastestmirror, security (中略) 依存性を解決しました ======================================================== パッケージ アーキテクチャ バージョン リポジトリー 容量 ======================================================== 削除: httpd x86_64 2.2.15-47.el6.centos @updates 2.9 M 依存性関連での削除をします。: php x86_64 5.4.44-1.el6.remi @remi 9.4 M トランザクションの要約 ======================================================== 削除 2 パッケージ インストール済み容量: 12 M これでいいですか? [y/N] |
依存性を気にせず確認なしで削除したい場合は、「-y」オプションをつけることで削除できます。
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$ yum -y remove httpd |
パッケージグループを削除
「yum」では関連するパッケージをまとめてインストールするパッケージグループという機能があります。このパッケージグループを削除する場合は、「groupremove」で削除します。
$ yum groupremove パッケージグループ名
パッケージグループ名は、以下のように確認できます。
(例)電子メールサーバーを削除する場合
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$ yum -v grouplist (中略) インストール済みグループ: 電子メールサーバー (mail-server) $ yum groupremove mail-server |