今回はExcelの基本関数の1つであるMAX関数の使い方について説明します。
MAXとは
MAX関数では、選択した範囲の最大値を求めることができます。引数には範囲を指定し、以下のように記述します。
=MAX(範囲)
例えば、A1からA15までの中から最大値を求めたい場合は=MAX(A1:A15)となります。
MAX関数と似ている関数にMIN関数があり、MIN関数では最小値を求めることができます。
MAX関数の使い方
上の図のように10人の生徒のテストの点数で最高点をMAX関数で算出します。MAX関数の基本的な使い方はSUM関数などと同じです。
- C11セルを選択し、”=MAX(“と入力する
- B2セルからB11セルまでドラッグして範囲選択する
- Enterキーを押す
例では最高点数である91がMAX関数によって算出されます。
MAX関数は、範囲内に文字列や空白のセルがあった場合は、無視することになっています。このため、欠席した野口さんの点数は無視された形となっています。
文字列しかないところでMAX関数を指定すると0を返します。
2番目に大きい値を求めるには
範囲の中から2番目に大きい値を求めるには、MAX関数ではなく、LARGE関数を使うと求めることができます。LARGE関数では2番目に大きい値を求めることができるのはもちろんのこと、指定した範囲の中で◯番目に大きい値と指定して値を返すことができます。
具体的に、上の例で5番目にいい点数を求める場合は、=LARGE (B2:B11, 5)と記述すると上から5番目にいい点数を抽出することができます。
まとめ
MAX関数は、範囲内の最大値を求める関数です。範囲内の数値以外のもの(文字列など)は無視されます。