パッケージ管理システム「yum」を使ってパッケージをインストールする方法を紹介します。
【yum install】パッケージをインストールする
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$ yum install パッケージ1 パッケージ2 ... |
指定したパッケージをインストールします。半角スペース区切りで複数パッケージをインストールすることもできます。
「-y」オプションをつけることで、インストールの確認をスキップすることも可能です。
リポジトリを指定してインストール
指定のリポジトリからインストールすることができます。例えば、remiリポジトリから最新版のPHPをインストールしたいといった時に使います。なお、リポジトリは事前に追加しておく必要があります。
リポジトリの指定には、「enablerepo」オプションを使います。
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$ yum -enablerepo=リポジトリ install パッケージ1 パッケージ2 ... |
リポジトリの指定方法には、設定ファイルで指定する方法もありますが、設定ファイルを確認をしないと優先されるリポジトリがわからないため、コマンドラインで指定する方法が一般的です。
RPMパッケージをインストール
「yum」は内部で「rpm」を使用しているため、rpmパッケージを直接指定してインストールすることもできます。
(例)treeコマンド(CentOS7.7/x86_64)をインストール
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$ yum install http://rpmfind.net/linux/centos/6.7/os/x86_64/Packages/tree-1.5.3-3.el6.x86_64.rpm |
ローカルのrpmパッケージをインストール
また、ローカルにあるRPMパッケージもyumを使って依存性を解決しながら、インストールできます。
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$ yum localinstall RPMファイルパス |
GPG署名(パッケージが本物かを証明するもの)がないものは、「–nogpgcheck」オプションをつけることでインストールできます。
ただし、署名がないものは危険な可能性もあるので、自己責任でインストールしてください。