この記事では、Adobe Illustrator CCで簡単な矢印を書く方法をご紹介します。
矢印の書き方は何種類かありますが、今回は直線・曲線の両方が書きやすい矢印の書き方をお伝えします。また、矢印を書いた後に編集するのに便利な「アピアランスを分割」する方法もご紹介しています。
STEP1:簡単な矢印の描き方
「直線ツール」で直線を一つひきます。
作った直線を選択して、[線パネル]を開きます。
今回は「線幅を5pt」・「矢印の始点のみ」指定しました。
これで矢印を書くことができました。
線の両方を矢印の形にするには
[線パネル]の「矢印の始点・終点」を指定します。
矢印の大きさを変更するには
[線パネル]で「倍率」を変更します。
太さの変更をするには
[線パネル]で「線幅」を変更します。
STEP2:アピアランスを分割
「アピアランスを分割」とは
上記で書いた矢印は、現在の状態ではIllustrator以外のソフトでは矢印の形としてみえません。
試しに「アウトライン表示」をしてみると、矢印ではなく本当は線のオブジェクトであることが分かります。
現在のアートボード表示です。
上部メニューの「表示」>「アウトライン」でアウトライン表示をします。
→ショートカットキーは「Ctrl+Y」(macはcommand+Y)
元の表示に戻すには、上部メニューの「表示」>「プレビュー」を指定してください。
→ショートカットキーは「Ctrl+Y」(macはcommand+Y)
このように見た目は矢印でも、実際は線であるオブジェクトを矢印にする方法が「アピアランスを分割」です。
アピアランスを分割することによって、矢印の形でパス化され編集することができます。
それでは早速矢印を選択して、「オブジェクト」>「アピアランスを分割」を行います。
「アピアランスを分割」すると、矢印全体が選択されているのが分かります。
ちなみに「アウトライン表示」をするときちんと矢印として書かれているのが分かります。
曲線の矢印の書き方
曲線の矢印の書き方は、直線の矢印とほとんど変わりません。
直線で書くところを「ペンツール」等で曲線を描いて、同じように[線パネル]で「始点・終点」を指定すれば完成です。
まとめ
他にも「パスファインダー」で三角形と四角形を組み合わせて矢印を書くことができますが、今回ご紹介した方法は直線と曲線の両方の矢印に対応できるのでおすすめです。