個人データを取得しようとするときは、ユーザーにフォームの入力を完了させるのはたやすいことではありません。ほとんどのユーザーは、スパムを受け取ったり、不正侵入されたりするのを恐れるため躊躇します。でも、あなたが正しい方法で求めれば、ユーザーは喜んで個人データを入力してくれるでしょう。
登録するときの名前やEメールなどは、ユーザーも想定しています。しかし、電話番号や誕生日、性別などを求めると、ユーザーは不思議に思うでしょう。
情報の用途を開示するボタン
これらの情報は基本的な認証の範囲を超えるため、ユーザーは、なぜ必要なのかと疑問に思うわけです。もしそれに対する説明がなければ、ユーザーは違和感を覚え、途中で入力を放棄するでしょう。
通常想定されない個人データを入力するようユーザーに求める場合は、フィールド内の情報ボタンを使いましょう。そのボタンを押すと、なぜそのようなデータを入力するよう求めるのか説明する窓が開きます。なぜそのデータが必要か理解すれば、ユーザーはデータを提供しようという気になるでしょう。
フォーム横の情報ボタンによって、
「あなたがパスワードやユーザー名を忘れたとき、Yahoo!は、この番号に情報を送ることで解決することができます。また、携帯電話でYahoo!を利用するためのリンクもお送りできます」
という吹き出しを表示し、何故電話番号を入力を求めているかを説明します。
ユーザーを安心させる
個人データを求めるのは問題ではありません。説明をせずに求めるとき、問題になるのです。そのようなフォームは、高い離脱率に苦しむでしょう。反対に、ユーザーが求める説明を提供するフォームは、ユーザーが入力を完了する理由も提供することになるでしょう。