データの入ったセルをカウントする関数のCOUNTA関数を覚えていますか? 今回説明するDCOUNTA関数は、その応用で条件にあったデータをカウントすることができる関数です。条件は複数条件も設定できるので任意にカウントすることが可能です。
DCOUNTA関数の使い方
上記の図の表でクラスごと(A、B)の国語の合格者(60点以上)の人数をDCOUNTA関数でカウントしてみましょう。
1.条件を設定します。DCOUNT関数と同様に、条件の入力は必ず=” “という形を取ります。クラスの条件は=”A”、=”>=60”と入力します。
2.D12セルに“=DCOUNTA(”を入力します。
3.データの範囲を指定します。クラスの列と教科の列の指定をするので、C1~D11をドラッグして「,(コンマ)」を入力します。
4.フィールドを入力します。「2」を入力していますが省略してもかまいません。「,(コンマ)」を入れます。
5.条件であるF1~G2をドラッグしてEnterキーを押します。
このような結果になります。クラスがAかつ60点以上の人が3人という結果が出ました。
DCOUNTA関数の引数について
基本的にはDCOUNT関数と同じです。
①データベース
カウントしたいデータをすべて選択してください。必ず1行目は項目名を入れてください。(今回で言うところの国語、クラス)
②フィールド
カウントしたいデータが①で指定したデータベースの何列目にあたるかを入力します。AND条件の場合は省略してもかまいません。
③条件
カウント条件になる条件を選択します。条件のセルの中は=” “の形式を取ってください。この部分の範囲も1行目は項目名とし、①、②で指定した項目名と同一になるようにしてください。(今回で言うところの国語とクラスをそれぞれあわせる)
また、複数条件(AND条件)をカウントしたい場合は同じ行に条件を入れないと複数条件(AND条件)として認識されません。
今回で重要なこと
・複数条件を満たすセルの個数を数えるときに使える関数がDCOUNTA関数
・複数条件は同じ行に入れて条件指定する