Pythonで数値などのオブジェクトを文字列に変換するstr()を紹介します。
オブジェクトを文字列に変換するstr()の使い方
str()の記述方法は以下のとおりです。
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str(オブジェクト) |
str()は引数に渡したオブジェクトを文字列として返します。引数として渡せるオブジェクトは数値に限らずリストや辞書なども渡すことができます。また、引数を省略した場合は空の文字列「''」を返します。
以下は数値を文字列に変換する例です。
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print "Hello" + str(123) # Hello123 |
以下はstr()を使ってリストを変換した場合の例です。
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lis = [1, 2, 3] print "Hello" + str([1, 2, 3]) # Hello[1, 2, 3] |
リストや辞書もそのまま文字列に変換できます。
Pythonの型変換について
Pythonでは文字列と数値を連結すると、エラーが発生してしまいます。
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print "Hello" + 123 |
上のプログラムを実行すると以下のようなタイプエラーが発生します。
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Traceback (most recent call last): File "test.py", line 1, in <module> print "Hello" + 123 TypeError: cannot concatenate 'str' and 'int' objects |
Pythonでは、他のプログラミング言語でみられる自動的な型変換いわゆる暗黙の型変換は行われず(一部例外を除く)、上の例のような場合は数値などのオブジェクトを文字列に変換してから使用する必要があります。
また、文字列を数値に変換する方法はこちらを参考にしてください。