PHPのbreak文とcontinue文の使い方について紹介します。
break文でループから抜け出す
break文はfor, foreach, while, do-while, switchの処理を途中で抜け出すときに使います。抜け出したい位置にbreak文を挿入します。
以下のプログラムは、$iが3になったときにforループを抜け出す例です。
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<?php for ($i = 1; $i < 5; $i++) { if ( $i == 3 ) { echo $i . "回目:ループから抜けます\n"; break; } echo $i . "回目\n"; } ?> |
上のプログラムの実行結果は以下のようになります。
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1回目 2回目 3回目:ループから抜けます |
このように3回目にbreak文でforループを抜け出してしまうので、4回目以降の出力が表示されていないことが確認できます。
break文はループ構造がネストしている場合は、直近のループからのみ抜け出します。
continue文でループ処理をスキップする
continue文はループ処理をスキップしたいときに使います。ループから抜け出したい位置にcontinue文を挿入します。
以下のプログラムはforループの$1が3になったときに処理をスキップする例です。
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<?php for ($i = 1; $i <= 5; $i++) { if ( $i == 3 ) { continue; } echo $i . "回目\n"; } |
上のプログラムの実行結果は以下のようになります。
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1回目 2回目 4回目 5回目 |
このようにechoの前にcontinue文でスキップされるので、3回目は表示されません。