2016/7/4更新

Pythonのディクショナリ（辞書）の使い方

ここではディクショナリの基本的な使い方について説明します。

Pythonでは、いわゆる連想配列やハッシュとしてディクショナリ（辞書）が用意されています。ディクショナリは、リストやタプルのように複数の値を一つの名前で管理することができます。リストやタプルが添字番号と要素を対応づけたデータ構造であるのに対し、ディクショナリは添字に数値以外を使うことができます。

ディクショナリを作る

ディクショナリはキーと値の対を要素としてもちます。書式は次のようになります。

ディクショナリ名 = {キー:値, キー:値, ...}

1	ディクショナリ名 = {キー:値, キー:値, ...}

キーに対応する値を参照する書式は次のようになります。

ディクショナリ名[キー]

1	ディクショナリ名[キー]

次の例は、果物と価格を対応づけたディクショナリを作り、果物の名前をキーとして対応する価格を表示するプログラムです。

item = {"apple": "100yen", "orange": "150yen", "banana": "200yen"}
print item["apple"] # 100yen

1 2	item = {"apple": "100yen", "orange": "150yen", "banana": "200yen"} print item["apple"] # 100yen

宣言する際には要素を{}で囲みますが、参照する際にはitem[apple]のように[]で囲う点はリストやタプルと同じです。

ディクショナリに新しいキーと値の対を追加するには上記のプログラムの後に次のように書きます。

item["grape"] = "250yen"
print item["grape"] # 250yen

1 2	item["grape"] = "250yen" print item["grape"] # 250yen

ディクショナリの全てのキーを取得するにはkeys()を使います。

item = {"apple": "100yen", "orange": "150yen", "banana": "200yen"}
print item.keys() # ['apple', 'orange', 'banana']

1 2	item = {"apple": "100yen", "orange": "150yen", "banana": "200yen"} print item.keys() # ['apple', 'orange', 'banana']

ディクショナリからキーと値の対を削除するにはdelを使います。

item = {"apple": "100yen", "orange": "150yen", "banana": "200yen"}
del item["apple"]
print item # {'orange': '150yen', 'banana': '200yen'}

item = {"apple": "100yen", "orange": "150yen", "banana": "200yen"}

del item["apple"]

print item # {'orange': '150yen', 'banana': '200yen'}

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