この記事では、Adobe Illustrator CCのタブパネルの使い方について紹介しています。
タブパネルでは、左右中央・小数点など、揃える位置を細かく指定することができ、タブで区切られた文字列を簡単に揃えることができます。また、リード記号を指定して、揃えた文字列を見やすくする工夫も可能です。
タブで区切られた文字列を揃える
タブで区切られた文字列をテキストツールで入力しておきます。タブで区切られているかを確認するために、制御文字の表示をします。
上部メニューの「書式」>「制御文字を表示」を選択します。
→ショートカットキーは「Alt+Ctrl+I」(macはoption+command+I)
「>>」はタブを表します。文字列がタブで区切られていることを確認できました。
次に、タブパネルを起動します。
上部メニューの「ウィンドウ」>「書式」>「タブ」を選択します。
→ショートカットキーは「Shift+Ctrl+T」(macはshift+command+T)
タブパネルが表示されました。
「テキスト上にパネルを配置ボタン」をクリックして、タブルーラと文字列の左端を合わせます。
文字列を選択し、揃えたい位置でルーラー上でクリックします。
これで文字列を揃えることができました。
タブルーラの機能
タブ揃えボタン
作成したタブ位置を基準として、どの位置でテキストを揃えるか指定をします。
<横書きの場合>
左揃え・中央揃え・右揃え・小数点揃え
<縦書きの場合>
上揃え・中央揃え・下揃え・小数点揃え
タブの位置
タブの位置を、数値を指定して揃えることができます。
リーダーボックス
タブで区切っている箇所を、記号で埋めることができます。
※ダッシュ「―」で埋めています。
揃え文字
タブ揃えボタンで、小数点揃えを選択している時に指定します。
小数、もしくは指定した文字で揃えることができます。
パネルメニュー
すべてのタブを消去:
タブルーラ上にあるすべてのタブを削除します。
タブの繰り返し:
選択したタブの距離を繰り返して、複数のタブを作成します。
タブを削除:
選択したタブを削除します。
単位にスナップ:
手動でタブを作成する時、値が整数になる位置にスナップして整列します。