Wordで横書き文書を作成しているとき書籍や雑誌などのように、開いたときに左右2ページが向かい合うような設定にしたいことがあります。
そのとき悩むところは余白です。今回は、見開き用の余白を設定する方法をご紹介します。
見開きページで余白を設定する
1. [ページ レイアウト]タブ[ページ設定]グループの右下[ダイアログボックス起動ツール]をクリックする
[ページ設定]ダイアログボックスが表示されます。
2. [余白]タブをクリックし、[印刷の形式]のVボタンから《見開きページ》をクリックする
3. 《上・下・内側・外側》の[余白]と《とじしろ》に目的の数値を入れる
《とじしろ》は、文書を複数枚印刷したときにホチキスなどでとめる余白の部分になります。
見開きページの設定で左右対称の余白を選択すると、左側のページの余白は、下記図のような右側のページの余白と上下が同じで左右だけが反対になった鏡像関係になります。
両側のページの内側と外側の余白は、それぞれ同じ幅になります。
見開き用の余白の設定ができました。左側でとじますので左から右に向かって流れるレイアウトになります。
縦書きの設定
縦書きで作成した文書を右とじしたいときに、右から左に向かって流れる設定をご紹介します。
1. まず表示言語を変更します。[ファイル]タブから[オプション]をクリックする
2. 左側で[言語]でクリックして、[編集言語の選択]の[他の編集言語を追加]のVボタンから、《アラビア語》を選ぶ
3. [追加]ボタンをクリックし、[OK]ボタンをクリックしたらWord を再起動する
4. 再び、[ファイル]タブから[オプション]をクリックして、左側の[詳細設定]をクリックする
5. [構成内容の表示]の[文書の表示]で、《右から左》を選択する
文書が右から左にレイアウトされました。
※5.の操作は、1.の表示言語が変更されているときに使用できます。
おわりに
ビジネスでの書類や冊子など、左右見開きのファイルを作成しているときに余白設定で悩んだときにお役立てください。
また縦書き文書でのレイアウトの流れを変更したいときにもぜひ試してみてください。(サンプル画像は、Word2010です)