Wordで文書を入力しているときに、「〒や℡」のようにキーボードにない記号や、「©や™」などの特殊文字が必要なときがあります。
今回は、[記号と特殊文字]のダイアログボックスを使いこなして、記号や特殊文字を挿入する方法をご紹介します。
Wordに記号や特殊文字を挿入する
記号や特殊文字を挿入するためには、[記号と特殊文字]のダイアログボックスを使うことが便利ですが、頻度の高い文字の場合はキーボードから入力することもできます。
[記号と特殊文字]のダイアログボックスを使う
1. 記号を挿入したい位置にカーソルを置く
2. [挿入]タブ[記号と特殊文字]グループの[記号と特殊文字]をクリックする
3. 目的の文字がドロップダウンリストにある場合は、直接クリックし挿入する
4. 目的の文字がない場合は、[その他の記号]をクリックする
[記号と特殊文字]のダイアログボックスが表示されます。
5. [記号と特殊文字]タブから、[フォント]ボックスの一覧で目的のフォントをクリックして、挿入する記号をクリックし、[挿入]をクリックする
※挿入できる記号の種類や文字の種類は、使用するフォントに依存しています。組み込みの「Symbol」フォントには矢印や行頭文字、科学記号などがあり、「Wingdings」などの装飾的な記号を使用できることもあります。
※「Arial」や「Times New Roman」などの拡張フォントを使用している場合は、[種類]ボックスが表示されます。このボックスの一覧を使用して、ギリシャ文字やロシア文字などの文字を選択することもできます。
※[記号と特殊文字]のダイアログボックスの大きさはマウスで自由に変更できます。ダイアログ ボックスの右下の角にマウスポインタを合わると、マウス ポインタが両方向矢印に変わります。目的のサイズになるまでドラッグします。
キーボードから入力
使用頻度の高い特殊文字はキーボードから入力することもできます。
今回は、「©(コピーライト)」、「®(登録商標)」、「™(商標)」を例にご紹介します。
- ©(コピーライト):半角で「(c)」と入力します。
- ®(登録商標):半角で「(r)」と入力します。
- ™(商標):半角で「(tm)」と入力します。
※「」は入力しません。
※これらは、[オートコレクト]をクリックして表示される[オートコレクト]ダイアログボックスの[オートコレクト]タブを開くと確認できます。
ショートカット使って入力
次はショートカットを使って入力する方法をご紹介します。
- ©(コピーライト):Alt+Ctrlを押しながらアルファベットの「C」を押します。
- ®(登録商標):Alt+Ctrlを押しながらアルファベットの「R」を押します。
- ™(商標):Alt+Ctrlを押しながらアルファベットの「T」を押します。
※こちらは、[記号と特殊文字]ダイアログボックスの[特殊文字]タブで確認することができます。
ショートカットを割り当てる
よく使う特殊文字にショートカットを割り当てることもできます。
1. [記号と特殊文字]ダイアログボックスの[記号と特殊文字]タブから、ショートカットを割り当てたい文字を選択し、《ショートカットキー》ボタンをクリックする
[キーボードのユーザー設定]ダイアログボックスが表示されます。
2. 《コマンド》には選択された文字が表示されていることを確認し、《割り当てるキーを押してください》のボックスに、今回は「Alt + Q」キーを押します。《割り当て》ボタンをクリックし、《閉じる》を押す
Wordの画面上で、「Alt + Q」を使えば簡単に入力できます。
※割り当てたショートカットキーを削除するには、[キーボードのユーザー設定]ダイアログボックスの《現在のキー》に表示されたショートカットを選び、《削除》ボタンをクリックして閉じます。
おわりに
Wordで記号や特殊文字を入力する方法をご紹介してきました。
特殊文字の挿入には何通りかありますが、使用頻度の高い文字を効率よく挿入するために、[記号と特殊文字]ダイアログボックスを有効に使って作業にお役立てください。(サンプル画像は、Word2010です)