任意の文字列を特定の区切り文字で複数の文字列に分解したい場合には、JavaScriptではsplit関数を使用します。関数を実行した結果は、文字列の配列として返されます。返される文字列には指定した区切り文字は含まれません。
split関数の使い方
split関数の書式は以下の通りです。
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分割したい文字列.split(["区切り文字"[, 分割する最大数]]) |
「区切り文字」には、文字列、正規表現を指定することができます。「区切り文字」を省略した場合には、「分割したい文字列」がそのまま配列として返されます。
「分割する最大数」を指定した場合には、指定した個数まで元の文字列を分割して結果を返します。1以上の整数を指定することができます。「分割する最大数」を省略した場合、分割した結果の全部の文字列が配列に返されます。
区切り文字が1文字の場合
元の文字列"1,2,3,4,5"を","で分割する。
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var tagetString = "1,2,3,4,5"; var separatorString = ","; var arrayStrig = tagetString.split(separatorString); |
結果の配列は ["1", "2", "3", "4", “5”] となります。
区切り文字が文字列の場合
元の文字列"1,111, 2,222, 3,333"を", "で分割する。
1 2 3 |
var tagetString = "1,111, 2,222, 3,333"; var separatorString = ", "; var arrayStrig = tagetString.split(separatorString); |
結果の配列は ["1,111", "2,222","3,333"] となります。
区切り文字に正規表現を指定した場合
元の文字列”1 2 3 4”を連続する空白で分割する。
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var tagetString = "1 2 3 4"; var separatorString = /\s+/; var arrayStrig = tagetString.split(separatorString); |
結果の配列は ["1", "2", "3", "4"] となります。
分割する個数を制限したい場合
元の文字列"1,2,3,4,5"を","で分割し、分割する最大数には2を指定する。
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var tagetString = "1,2,3,4,5"; var separatorString = ","; var arrayStrig = tagetString.split(separatorString, 2); |
結果の配列は ["1", "2"] となります。
区切り文字を指定しない場合
元の文字列"1,2,3,4,5"に区切り文字を設定しないと分割されずに1つの要素になります。
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var tagetString = "1,2,3,4,5"; var arrayStrig = tagetString.split(); |
結果の配列は ["1,2,3,4,5"] となります。