イラストレーターのカラーガイドを利用して配色を決める方法

この記事では、Adobe Illustrator CCのカラーガイド機能を使用して、配色を決める方法をご紹介します。

カラーガイド機能では、基準の色を指定するとハーモニールールに従った色のパターンを何種類も提示してくれるので、全体に統一感のある色選びをすることができます。

カラーガイドとは

基準色を指定すると、その色に合った配色を提示してくれる機能です。カラーガイド機能では、ハーモニールールに従った、カラーグループを数種類提示してくれるので、統一感のある配色を行うことができます。

カラーガイドの使用方法

上部メニューの「ウィンドウ」>「カラーガイド」を選択します。
→ショートカットキーは「Shift+F3」

2016-04-21_15h26_16

カラーガイドパネルが表示されます。

2016-04-21_15h26_38

赤い枠の箇所は、基準色をあらわしています。現在線、もしくは塗りで選択している色が表示されているので、クリックすると基準色として選択されます。

次に、水色の枠の箇所をクリックすると、ハーモニールールに従ったカラーグループを選択することができます。

2016-04-21_15h29_53

また、パネルメニューでは、3種類のバリエーション効果を選択することができます。

2016-04-21_15h54_08

淡彩・低明度を表示:黒、白色のカラーバリエーションを追加します。

暖色・寒色を表示:赤、青色のカラーバリエーションを追加します。

ビビッド・ソフトを表示:彩度の低いカラーと、彩度の高いカラーを追加します。

オブジェクトを再配色する

カラーグループを選択後、現在のオブジェクトの色をパターンに従って変更したい場合は、色を変更したいオブジェクトを選択し、パネルメニューのカラーを編集を選択します。

2016-04-21_16h26_33

カラーを編集パネルが開きます。オブジェクトを再配色にチェックを入れてOKをクリックすると、選択したカラーグループで再配色することができます。

しかし、このままでは色を変更したくない場所も変更されてしまうため、色の編集を行います。

2016-04-21

カラーを編集パネルの指定タブをクリックします。

2016-04-21_16h35_09

今回は肌色を再配色の対象から外したいため、肌色を選択し、「選択したカラーを再配色の対象から除外」ボタンをクリックします。

2016-04-21_16h35_56

これで、肌色が再配色の対象から除外されたので、OKをクリックします。

2016-04-21_16h36_07

これで、オブジェクトのカラーを再配色することができました。

2016-04-21_16h36_21

作成したカラーグループを保存する

作成したカラーグループを再度利用しやすいように、スウォッチパネルに保存することができます。

カラーガイドパネルのカラーグループを「スウォッチパネルに保存」を選択すると、スウォッチパネルにカラーグループを登録することができました。

2016-04-21_17h39_04


Welcome to UX MILK

UX MILKはより良いサービスやプロダクトを作りたい人のためのメディアです。

このサイトについて