イラストレーターデータをCMYKカラーからRGBカラーに変更する方法

この記事では、Adobe Illustrator CCでドキュメントのカラーモードをCMYKからRGBに変更する方法をご紹介しています。カラーモードの変更はファイルメニューから簡単に行うことができます。また、CMYKとRGBの違いや、変更時の注意点もご紹介しています。

CMYKカラーとRGBカラーの違い

CMYKカラーとは

CMYKは色料の三原色のことで、C=シアン・M=マゼンダ・Y=イエローを指します。CMYの3色で理論上は黒色を表現することはできますが、鮮やかに表現するためにはさらにK=ブラックを加えて表現します。紙に出力する際に適した色の形式です。

RGBカラーとは

RGBは光の三原色のことで、R=レッド・G=グリーン・B=ブルーの3色で色を表現します。PCの画面やデジカメ写真などの色の表現に使用されていますが、この形式では紙に出力することはできません。

2つカラーの違い

CMYKはいずれかの色を重ねて表現すると明度が下がっていくのに対し(減法混色)、RGBは色を重ねるほど明度が上がり明るくなる(加法混色)という違いがあります。

また、CMYKとRGBでは表現できる色の領域が異なり、RGBの方が再現できる色が多くなります。よって、RGBからCMYKにカラーモードを変更する際には、RGBで指定していた色はCMYKでの近似した色に置き換えられるため、色がくすむ可能性があり、注意する必要があります。

ドキュメントのカラーモードで変更する

上部メニューの「ファイル」>「ドキュメントのカラーモード」>「RGBカラー」を選択します。

2016-04-21_18h15_29

ファイル名の横にRGBと表示されていたら、きちんと変更が完了しています。(CMYKカラー時はCMYKと表示されます)

2016-04-21_18h15_41

変更時の注意

CMYKのドキュメントをRGBに変換し、再度CMYKに変換しても色の表現は元に戻りません。カラーモードを変換する時はあらかじめ保存してからするようにしましょう。


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