Photoshopの機能を組み合わせて、水彩画のようなタッチの画像を作成することが簡単にできます。お気に入りの風景写真や、自画像などを手書き風に加工したら、人に贈る手紙などにも使えそうです。そこで今回は、水彩画風に画像を加工する方法を紹介します。
手書き風の線画と色塗りの準備をする
画像を開いたら、背景レイヤーの上で右クリックをして、レイヤーを複製します。
同じ操作を繰り返して背景レイヤーを2枚複製してください。それぞれ名前をAとBにしておきました。
線画をつくる手順
まず、Aのレイヤーを編集します。メニューバーのフィルターをクリックして、ぼかしからぼかし(詳細)を選択します。
半径を10くらい、しきい値を25くらいに指定してください。好みで変更してください。OKをクリックします。
次に、Bのレイヤーを編集します。Bのレイヤーを選択した状態で、メニューバーからフィルターをクリックして、フィルターギャラリーを選択してください。
表現手法というフォルダに、エッジの光彩というフィルターがあるので、それをクリックします。エッジの幅を1、エッジの明るさを14、滑らかさを15くらいに設定してください。
画像はこのようになります。
この状態で、メニューバーのイメージから色調補正、階調の反転を選択します。
画像はこんな感じです。
さらに、メニューバーのイメージをクリック、色調補正から色相・彩度を選択します。
彩度を-100にしてOKをクリックします。あとは、編集したBのレイヤーを、レイヤーパネルから描画モードを乗算に、不透明度を50%くらいに下げておきます。
色塗りの準備
次に、Aのレイヤーを複製します。名前はA2にしておきました。最後にこのA2レイヤーを編集します。
先ほどと同じ手順で、色調補正から階調を反転させます。レイヤーの描画モードを覆い焼きカラーにしてください。
画像がこのようになります。あとは、ブラシでA2のレイヤーを塗っていきます。
ブラシツールで色を塗る
ブラシツールを選択して、筆っぽさが出る好みのブラシを選択したら、不透明度を10パーセント位まで下げ、描画色を黒で塗りつぶしていきます。
塗った場所はこのようになります。これを繰り返して、水彩画のように仕上げていきます。
全体を塗り終わりました。ブラシの種類や、塗りつぶし方で色々な風合いが出せるので、いろいろ試してみてください。
まとめ
Photoshopで水彩画風な表現をする方法について紹介しました。水彩画風に加工することで、あたたかみの増した画像をつくることができます。デザインの製作で柔らかい雰囲気を探している人は、試してみると良いでしょう。