widthの値を、違う値とを足したものにしたいと思ったときに、Sassの便利な機能で演算というものを使うことができます。演算とは実際にどういうものなのか、説明していきたいと思います。
演算の基本
演算とは、 +, -, *, / を使った、足し算、引き算、掛け算、割り算のことを言います。CSSファイルに変換されると計算され、正式な値が出てきます。
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.box1 { width: 100px + 100px; } .box2 { width: 400px -200px; } .box3 { width: 100px * 2; } .box4 { width: 400px / 2; } |
上記のコードだと全てのボックスセレクタのwidthが200pxになります。このようにセレクタの値の中で演算をすることができます。
変数と演算を同時に使うとき
演算は、変数と同時に使うこともできます。
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$box-width: 300px; #content { width: $box-width * 3; } |
このように$box-widthの値が変わると、widthの値も変わるようになっています。わざわざ変更する必要がなく、とても便利です。
演算を使う場合の注意点
演算では文字を扱うことも可能です。-(ハイフン)と-(マイナス)を区別するために、値の後には半角スペースを空けましょう。
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//SCSS h1 { font-family: sans- + "serif"; } //CSSに変換後 h1 { font-family: sans-serif; } |