<i>タグは、文章の中で声や音声、気分など、他の文と区別したい文章を表すのに使用します。一般的なブラウザでは、斜体・イタリックで表示されます。
今回はHTML5における<i>タグの使い方をご紹介します。
HTML5における<i>タグの使い方
どんな要素にも言えることですが、<i>タグを使う場合は特に、より適している要素が他に無いかを検討した上で使用しましょう。
<i>タグは、斜体で表示されることが多いですが、最初に書いたように他の文章と区別するための要素なので、強調したり重要であることを示す役割はありません。
実際の記述の仕方は以下の通りです。文章の中で、他の文章と区切りたい、箇所を囲みます。
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<i>〜</i> |
以前は、斜体の意味を持っていましたが、HTML5からは、人物の気分や、思考、一般的に印刷物などで斜体で表記されているようなものを区別する意味合いで使用されています。
例えば、強勢したい箇所であれば、<em>を使用するのが適しているので、強勢したい場合に<i>要素を使用するのは不適切と言えます。
以下がサンプルコードです。
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<p>文章です。 <i> その時の気持ちです。 </i> 文章です。 </p> |
上記のサンプルコードを実際に表示すると以下のようになります。<p>要素の一文が斜体になっているのがわかるかと思います。
簡単に斜体にできるので、斜体にしたい時に使ってしまいがちですが、他に適切な要素がない場合に使用しましょう。