<ins>タグは、後から追加された範囲を定義するための要素です。今回は、HTML5における<ins>タグの使い方をご紹介します。
HTML5における<ins>タグの使い方
<ins>タグの使い方は、追加されたことを示したい範囲を以下のタグで囲みます。これが基本的な使い方になります。一般的なブラウザでは、<ins>で囲んだ範囲は、デフォルトでアンダーバーが引かれて表示されます。
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<ins>〜</ins> |
更に、datetime属性を使用することで、その範囲が追加された日時を示すことができます。その場合のサンプルコードです。
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<ins datetime="日時">〜</ins> |
日時の記述の仕方ですが、日付だけの場合は「YYYY-MM-DD」で記述します。YがYearで西暦4桁、Mがmonthで月を2桁、DがDAYで日を2桁で記入します。「2006年10月31日」の場合は、「2006-10-31」になります。また、時間まで記述したい場合は、「YYYY-MM-DDThh:mm:ssTZD」を利用してください。更に、cite属性で、参照先のURLなどを記述しておくこともできます。
そして、<ins>属性は、複数の要素をまたいで使用することができません。例えば、見出しと本文、両方追加された項目で、<ins>で定義したい場合、それぞれ<ins>で囲んで記述する必要があります。<h1>や<p>をまとめて囲んでしまうのは推奨されていない記述方法なので注意しましょう。