<keygen>タグは、フォームを送信する時に、キーを生成して暗号化するのに使用するものです。「key generator」の略で、「鍵 生成」という意味です。今回は、HTML5における<keygen>タグの使い方をご紹介します。
HTML5における<keygen>タグの使い方
<keygen>は空要素なので、終了タグはありません。フォーム要素の中に設置して使用します。
1 2 3 |
<form> <keygen> </form> |
いろんなフォームの部品などがあるので、実際の記述とは異なりますが、設置時の基本的な形としては上記のようになります。上記の表示サンプルです。赤い点線がformの範囲になります。
デフォルトでこのように暗号化のレベルが選択できるメニューが表示されます。暗号化のレベルの選択肢はブラウザによって様々なようです。Chromeで閲覧するとこのようになっています。
基本的に、name属性でkeygenの名前を指定して使用します。name属性に指定した値は、公開鍵とセットでサーバーに送信されるものなので、指定しておくようにしましょう。keygen要素では、公開鍵と秘密鍵の2種類のキーが生成されます。
また、keytype属性で、暗号方式の指定ができるということになっていますが、現在指定できる値がrsaしかありません。ですので、kyetype属性は書いても書かなくてもデフォルトの状態になります。disabledを使用すると、暗号化のレベルが選択できない状態にすることができます。