年賀状は旧年中にお世話になった感謝と新年の抱負などを伝える定番のビジネスツールですが、最も多忙な時期でもあり、昨今はメールで代用するビジネスマンも増えています。メールで年末年始の挨拶を送る場合の基本的な構成とメール例文を紹介します。
構 成
一般的には次の様な内容で構成します。
①1年間お世話になったことへのお礼
②新年への抱負
③相互の関係が向上する言葉
④年末年始休業期間のお知らせ(必要に応じて)
⑤結び(どうぞよろしくお願い致します。など)
尚、「メールで失礼ながら」と記載することで、年賀状の代用の趣旨を伝えることもできます。
メール文例
年末の挨拶
件名:年末のご挨拶
宛先会社 所属
○○ ○○様
本年中も皆様の友情とご支援とによって支えられてきましたこと,ここに感謝申し上げます。私どもXXXXは20**年もすばらしい年でありますよう願っております。また皆様におかれましても,来年は望みがかなう年となりますように。日頃からのご愛顧に感謝致します。
どうぞよろしくお願い致します。
新年の挨拶
件名:新年のご挨拶
宛先会社 所属
○○ ○○様
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
昨年は格別の御厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。
本年も社員一同、皆様にご満足頂けるサービスを心がける所存でございますので、何卒、本年も昨年同様のご支援を賜りたくよろしくお願い致します。 皆様のご健勝と貴社の益々のご発展を心よりお祈り致します。
メールにて恐縮ですが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
尚、弊社は1月○日(○)より通常営業いたしております。
20**年 元旦
まとめ
メールでの年末年始の挨拶は一度に複数の相手に送る場合が多いと思われますが、形式的とはいえ挨拶ならではの丁寧な言い回しも必要です。失礼の無いように配慮しましょう。
また、年賀状同様、喪中の相手に「お祝い」の言葉は使えません。年末ならば「お世話になりました」、年始ならば「おめでとう」「謹賀」などの祝言葉は書かずに、シンプルに「新年のご挨拶を申し上げます」に留めましょう。